アフリカの食料安全保障と国際的土地取引

ータンザニア、エチオピア取材で感じたこと、考えたことー

連続セミナー「飢餓を考えるヒント」 第2回 案内

日時:2010年7月8日(木)午後6時30分~8時30分
講師:辻 浩平さん NHK報道局国際部記者
会場:明治学院大学 白金校舎2号館 2201教室

【講師プロフィール】
辻 浩平さん NHK報道局国際部記者。2002年入局。鳥取放送局を経て国際部。中東・アフリカ担当。ガザ大規模空爆、ソマリア沖海賊問題、イラン大統領選挙などを現場で取材。

2008年10月、農業・農民問題に取り組む国際的なNGO・GRAINが、アニュアルレポート「食料と金融危機最中の農地に卑劣な手口」を発行したことなどをきっか
けに、国際的な大規模土地取引と食料安全保障の関係が問題とされるようになりました。2009年5月には、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国際環境開発研究所(IIED)から調査報告書「土地争奪なのか開発の機会なのか? アフリカにおける農業投資と国際土地取引」が発行され、また、世界銀行が各国別の状況をまとめた調査報告を準備中です。
しかし、FAOほかによる調査報告書が「国際土地取引とその影響についてはほとんどわかっていない」という中で、さまざまな立場から、期待や思惑あるいは不安に基づく主張がなされているのが現状です。
昨年秋、タンザニア、エチオピアで国際的土地取引の実情と及ぼす影響を取材したNHKの辻さんに、取材しながら感じたこと、考えたことを話してもらいます。
また、取材をもとに作成したニュースも見て、一緒に何が課題となっているのかを考えます。

 

イベント報告

講演の内容については、2010年度のセミナー記録をもとに作成した冊子「飢餓を考えるヒント」をご覧ください。

飢餓を考えるヒントNo.3「食料への権利の視点から考える」

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