2022年2月:気になったニュースご紹介

立命館大学生存学研究所とAJFは、アフリカ関連情報アーカイブの構築・公開で協力しています。

また、AJFでは主に日本のメディアが報じているアフリカ関連情報を毎月紹介しています。記事を選んでいるインターンの皆さんによる紹介・解説もついています。詳細は以下をご覧ください。

1 アフリカ関連情報データベース更新
2 気になるニュース・情報(2月分)
(1)第8回アフリカ開発会議(TICAD)
(2)アフリカと日本
(3)仮想通貨
(4)COVID-19
(5)政治
(6)その他


1.アフリカ関連情報データベース更新

2022年2月のアフリカ関連ニュースは以下からご覧いただけます。
http://www.arsvi.com/i/2-202203.htm

2.気になるニュース・情報

※インターンの皆さんのコメントもついています。

(1)第8回アフリカ開発会議TICAD

(まとめ:http://www.arsvi.com/i/2-ticad.htm#2022

やっとTICADのニュースが出てきましたが、閣議決定とその後の記者会見があったからということで、まだまだ大したことはありません。TICADは8月開催なので、残り5ヵ月ですが、何も盛り上がっていません。

◆2022/2/8 日本経済新聞 チュニジアでTICAD開催、8月27~28日 日本政府が発表
◆2022/2/8 NHK アフリカ開発会議 8月にチュニジアをホスト国として開催へ
◆2022/2/8 朝日新聞デジタル TICAD、8月27、28日開催 アフリカめぐり中国対抗の狙いも

こうしたなかで、時事通信がチュニジア大使に取材をされたようです。「ポストコロナ」討議となっていますが……。

◆2022/2/8 時事ドットコム 駐日チュニジア大使、独裁回帰を否定 TICAD、「ポストコロナ」討議

(2)アフリカと日本(市民交流)

(まとめ:http://www.arsvi.com/i/2civilsociety.htm

今月も興味深い記事がありました。

◆2022/2/3 タウンニュース コートジボワール大使ら 港南区児童と国際交流
渡邊さん「アフリカを身近に感じられるような機会が若いうちから設けられることはとても良いことだと思う。こういった機会が増えてほしい。」

◆2022/2/10 タウンニュース 早渕中アンゴラの文化学ぶ
三原さん「些細なきっかけでつながりを持った本記事のような交流は今後も続いてほしい。両国の異文化理解だけでなくアフリカへの関心も増していくことが期待されるのではないか。」

◆2022/2/12 毎日新聞 藤井竜王、昼食のデザートに「モンブランプリン」 王将戦第4局
馬場口さん「『マダガスカル産のバニラ』とのこと。マダガスカルの記事は、この一年基本的に、『マダガスカル産の何かしらお菓子を使った広告記事』と『温暖化による飢饉』の圧倒的数でこの二つだ。(最近はサイクロンが大きなニュースですが。)前者は、イベント告知のため基本的に記事収集はしてはいないが、例えば『期間限定マダガスカル産チョコレートをふんだんに使った○○フラペチーノ』のようなことだ。そうして考えると、『マダガスカル産』と書くことに、『何だか美味しそう』と思わせるブランド性があるということなのだろう。先日キッズクラブのイベントで、偶然にもマダガスカル産のマダガスカルで作られ日本でもゲットできる美味しい(!)チョコレートについて種類や作り方工程など詳しく知られたので、そうした記事にも興味が湧くようになった」

◆2022/2/8 日経 woman スラム街のゴミをアートにして還元!長坂真護が描く未来
渡邊さん「先進国の電子機器に対する向き合い方を問いただす活動だと思う」

・日本の人がいってアートにする、というのをどう考えるかというのが一つあります。また電子機器のごみ問題は、健康被害も大きく伴うはずのもので、かなり考えなければなりません。

(3)仮想通貨

◆2022/2/16 NEXT MONEY Binanceがナイジェリアの大学キャンパス全体で仮想通貨マスタークラス主催
後藤さん「仮想通貨という最新で注目されている分野でナイジェリアが様々な取り組みをしているということは素晴らしいことであると思うし、それを使って国を活性化させ発展させることができたら理想的な取り組みであると思うので今後に期待したいと感じた」

◆2022/2/15 TechCrunch Japan ケニア中央銀行がデジタル通貨の導入について国民から意見を募集
渡邊さん「国民から意見を募るというアイディアはとても新鮮に感じられる。」

仮想通貨の議論は、仮想通貨専門のウェブサイトが最新情報を出してくださっており、日本語でも面白い記事にあたります。

(4)COVID-19

(まとめ:http://www.arsvi.com/i/2-SARS-CoV-2.htm

すでにご存じの方も多いと思いますが、mRNAワクチン技術移転について、記事が出ています。

◆2022/2/18 ロイター アフリカ6カ国にmRNAワクチン技術移転へ、WHOプロジェクト
◆2022/2/18 朝日新聞デジタル アフリカ6ヵ国にmRNAワクチン技術移転へ、WHOプロジェクト
◆2022/2/18 ロイター アフリカ6カ国にmRNAワクチン技術移転へ、WHOプロジェクト

上記とは別に、ビオンテックがルワンダとセネガルにmRNAワクチン工場を建設します。

「コンテナ型の設備を組み合わせて運用する工場。ビオンテックの製造技術を移転しやすく、短時間で現地生産を開始できる。まずルワンダとセネガルに工場を立ち上げ、2023年にも稼働」とのことです。
◆2022/2/18 化学工業日報 ビオンテック、アフリカにmRNAワクチン工場

以上について、AJFが事務局を務める、「「新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!」連絡会」が3月11日に行われたウェビナーにて、下記に最新情報や論点を整理しています。またほかの報告もぜひご確認ください。

3/11 ウェビナー「3.11に考える持続可能性への新しい道」=コロナ危機と震災復興=
https://ajf.gr.jp/covid-19/network-covid19/handout/#seventh

(5)政治

◆2022/2/2 JETRO 選挙スケジュール公示、水面下で勢力争いも
渡邊さん「大統領と副大統領の関係に亀裂が生じていたり、現・大統領が前回の選挙で対立関係にあった候補者と手を組んだり、と今の現状からもやや波乱な選挙活動になっていくことが予期出来る。今後注視していきたいと思う」

ケニアの大統領選挙は今年8月9日。JETROがその他の細かめのスケジュールを出してくださっています。ご確認を。

◆2022/2/4 時事ドットコム 1年半で3カ国クーデター 西アフリカ共同体、対応に苦慮
渡邊さん「西アフリカではクーデターが相次いでいるが、その足掛けとなったブルキナファソに対しては西アフリカ共同体は特に制裁を科していない。一方で、マリヤギニアには経済等で制裁を科している。しかし、その効果はあるとは言えず、事態を収拾出来ていないと言える」

(6)その他 

インターンの皆さんが興味深い記事を紹介してくれています。

◆2022/2/17 東亜日報 冬季五輪参加のアフリカ選手はわずか6人、IOC「ミラノ大会で出場権のバランスを取る」
渡邊さん「雪や『冬』といったものとの縁の有無に関わらず、アフリカ出身の選手がここまで少ないと、もはやオリンピックの意味がないように思える」

◆2022/2/4 yahoo 南アフリカのホロコースト博物館 生存者がホログラムでリアルタイムでインタラクティブに当時の経験伝える
馬場口さん「Yahooの記事だが、このような取り組みがあるとは知らなかった。莫大なお金がかかることにも驚いた。文字でも録音でも動画でもなくホログラムであることの価値とは何なのか。より『人』らしいものが語ることとは何なのか。差別の理解、その最たるジェノサイドの抑止にどれだけの効果が期待されるのだろうか。実体験を語る人がいなくなったとき、何事でも負の同じ歴史を繰り返してしまう可能性は、どれくらいに上がるのだろうか。AIが、人間の経験を代弁をするのか。次世代への継承という点も興味深い。 日系人強制収容の件でも同様の記事を見つけました。AIを『永遠の語り部』と。→https://mainichi.jp/articles/20220221/ddm/007/030/061000c

◆2022/2/22 JETRO ガーナの新駐日大使に初の女性、大統領は両国の関係強化を約束
渡邊さん「女性が大使になる例はそもそも多くないと考えているのだが、特に女性の地位が軽視されているアフリカ出身の女性がこのように大使として任命されたことには大きな意味があるように感じる」

◆2022/2/22 JETRO コメの輸入依存が高まる、自給達成に向け国家稲作開発戦略に着手
渡邊さん「コメの消費量と自国内での生産量が合っておらず、輸入に頼らざる負えない状況下にあるようだ。

◆2022/2/27 AFP BB News 世界の食料安全保障を共同維持 中国
三原さん「世界的な食料危機が嘆かれる中で、中国のこのような食の国際協力は解決を導きうる取り組みだと思う」