特定非営利活動法人アフリカ日本協議会
共同代表:玉井隆、稲場雅紀
特定非営利活動法人アフリカ日本協議会(共同代表:玉井隆、稲場雅紀)では、1月9日付で新事務局長に山形茂生が就任することになりましたのでお知らせいたします。なお、前任の廣内かおりは引き続き理事としてAJFの活動に携わります。今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
【新事務局長山形茂生からのご挨拶】
廣内から引き継いて1月からAJFの事務局長を務めます、山形と申します。NPO法人での活動はほとんど初めてですので、運営方法などについてこれから業務の中で勉強することになりますが、よろしくお願いします。
当NPO法人が取り扱うアフリカについては、40年以上の経験を持っています。きっかけは、青年海外協力隊でケニアに派遣された経験です。それ以来アフリカの魅力に取りつかれ、JICAに就職して以降はもっぱらアフリカ関連の業務を担当してきました。私がアフリカに関心を持ちだした80年代には、貧困、干ばつと飢餓、国内の民族対立や軍事政権といった問題がクローズアップされていました。現在は、過去に比べると経済発展が進み、人々の収入創出の機会が増え、社会インフラ改善の恩恵を享受する人口が増えているように思えます。一方で経済格差による社会の不安定や治安の悪化が深刻になっている地域もあり、気候変動によるシワ寄せが集中する経済的に脆弱な人々の存在も見過ごすことができません。アフリカの人々の生活状況が改善し、そして彼ら自身の政治や社会への参加が高まっていくよう、また一般のアフリカの人々との交流や支援活動を進める日本人の活動を支えていくことが、まだまだ必要と考えています。
私自身については、5年ほど前にニジェールから帰国した際に68歳になっており、自分自身で直接アフリカに関わることはもうないと思い込んでいましたが、この度日本に居ながらアフリカと日本の関係を深めるうえでお役に立てる機会をいただき、大変ありがたく思っています。まずは事務局長としてAJF関係者の活動がスムーズに進められるよう支えていくことが第一の任務で、早くその任務を果たせるようにしていきたいと思います。また、起業や文化活動も含め、日本人がアフリカでさまざまな形で関わっていくことがこれからも増えていくし、逆に来日して仕事や勉強、生活をするアフリカ人がもますます増えていきますので、その点でAJFとして何をすべきかを考え、必要な事業を立ち上げられればと考えています。
皆様と一緒にNPO・NGO活動を効果的に進めるうえで必要なことを検討し、市民参加活動を活発にするうえで貢献できればとも考えています。早くこの業務に習熟するよう努めますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
以上