斉藤龍一郎さん(AJF理事/元事務局長)の『お別れ会』が2020年12月26日、桐ヶ谷斎場にて執り行われました。150名が集い、悲しみのなかにも斉藤さんへの感謝と想いにあふれる会となりました。祭壇はアフリカの国々の国旗で飾られました。AJFがオンラインで集めたメッセージには、170名以上の国内外の方々がそれぞれの思い出や感謝の気持ちをお寄せくださり、お預かりしたお香典とともにご遺族の皆様へお届けしました。
May his soul rest in peace.
斉藤龍一郎さん 経歴
1955年12月1日 熊本県菊池郡合志町にて、父・龍象、母・フミヲの長男として誕生。
1974年 熊本県立済々黌高等学校を卒業し、東京大学理科二類に入学。 東大福祉研究会に所属し、普通学校への転校を希望する障害児・金井康治君の運動に参加。その後、「金井康治君の転校を実現する会」の事務局メンバーとなりました。
1980年 東京大学教育学部教育行政学科を卒業 いくつかの職業を経たのち、1984年から2004年まで、金井闘争で知己を得た「部落解放同盟東京都連」の書店「解放書店」に勤務。都連の様々な行動に参加。
2000年〜2016年 には「特定非営利活動法人アフリカ日本協議会」で事務局長を務めました。その後も理事は継続して勤めています。
並行して2003年からは障害学会会員となり、2011年〜2017年の間は理事を務めました。 また、2004年からはアフリカ学会会員にもなっています。
教育にも携わり、2008年からは明治学院大学法学部で「NGO論」の授業を担当。 2013年からは立命館大学衣笠総合研究機構生存学研究所客員教授も務めています。
一方、2011年の健康診断で肝臓にB型肝炎の痕跡があることが判明。それがガン化する可能性を指摘され、翌12年には初めてガンの切除手術を受けました。その後、手術や抗がん剤での治療による闘病生活を送ってきましたが、本年12月19日、入院先の日大板橋病院で容態が急変し、残念ながらお亡くなりになりました。 65歳でした。