マダガスカル共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 異常気象と景気回復の遅れ
・2024年1月から3月にかけて、南部および南東部では、約170万人がIPCフェーズ3(危機)あるいは以上の緊急レベルの急性食料不安に直面すると予測され、前年と比較してわずかな改善が見られる。
2023.11 異常気象、経済回復の遅れ
-
2024年1月から3月にかけて、南部および南東部では、170万人がIPCフェーズ3(危機)そしてそのレベル以上(緊急事態)の急性食料不安に直面すると予測され、前年に比べ若干の改善が見られる。
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2023年のサイクロン「フレディ」の影響、その前に数年続いた悪天候の影響、そして高い貧困率が、深刻な急性食料不安の状況の根底にある主な要因である。
2023.7 異常気象、経済回復の遅れ
- 2023年1月から3月にかけて、南部および南東部の地域では、2022年に連続して発生した干ばつにより、推定220万人がIPCフェーズ3(危機)以上のレベルの急性食料不安に直面すると予測されていた。
- 2023年2月のサイクロン「フレディ」の通過は、生計の混乱を引きおこし、また作物被害、ひいては食料不安の一層悪化を招いた。
2023.3 異常気象、経済回復の遅れ
- 2023年1月から3月にかけて、南部および南東部の地域では、2022年に連続して発生した干ばつやサイクロンの影響により、推定220万人がIPCフェーズ3(危機)以上のレベルの深刻な食料不安に直面すると予測されている。
- 2023年2月のサイクロン「フレディ」の通過は、生計の混乱を引きおこし、また作物被害と被災民の食料不足を悪化させたと予想される。
2022.12 異常気象、経済回復の遅れ
- 2023年1月から3月にかけて、南部および南東部の地域では、2022年に連続して発生した干ばつやサイクロンの影響により、推定220万人がIPCフェーズ3(危機)以上のレベルの深刻な食料不安に直面すると予測されている。この数字は、2022年初頭に推定された164万人を上回っている。
2022.7 異常気象、経済回復の遅れ
- 2022年4月から8月、 南部および南東部地域では推定168万人がIPCフェーズ3(危機)の食料難に陥っており、相次ぐ干ばつや2022年のサイクロンの影響への緊急人道支援を必要としている。
- 経済回復の遅れにより、生計を維持する機会が少なく、食料価格の高騰とあいまって脆弱な立場の人々の食料への経済的アクセスが困難になっている。
2022.3 異常気象
- 南部地域では推定164万人が食糧難に陥っており、相次ぐ干ばつにより緊急の人道支援を必要としている。
- 2022年初頭に発生したサイクロンと熱帯低気圧により、特に東部地域で多くの人々が影響を受けており、2022年後半には食料不安の人々が増加すると予想されている。さらに、干ばつは南部の世帯に影響を与え続けており、これらの地域では食糧不安の深刻さと蔓延が増加するとみられている。
2021.12 南部での収穫量の減少、限られた収入の機会
- 南部地域では、推定130万人が食料不安に陥り、緊急の人道支援を必要としている。
2021年の農業生産への深刻な干ばつの影響、COVID-19パンデミックの影響、特に経済減速による収入減が食料不安の主な要因となっている
2021.9 南部での収穫量の減少、限られた収入の機会
・南部および南東部地域では、推定114万人が食料不安に陥り、緊急の人道支援を必要としている。この数字は、2021年10月から2022年3月の間に130万人に増加すると予測されている。2021年の農業生産への深刻な干ばつの影響、COVID-19パンデミックの影響、特に経済減速による収入減が食料不安の主な要因となっている
2021.7 南部での収穫量の減少、限られた収入の機会
・南部、南東部地域では推定114万人が食料不安にあり、緊急の人道支援を要とする。
2021年の干ばつが農作物生産におよぼした影響とCOVID-19パンデミックの影響、特に景気低迷による収入の減少は、食料不安の主要な原因である。
2021.3 南部での収穫量の減少、限られた収入の機会
・南部、南東部地域では推定135万人が食料不安にあり、少なくとも2021年4月までは人道支援が必要になる。これらの地域では、深刻な食料事情が子どもたちの急性栄養失調の割合の高さにも反映されている。
・COVID-19パンデミックの影響、特に景気低迷による収入の減少、また平均以下の穀物生産量が続ていること、2021年に広範囲に渡った干ばつが食料不安の主要な原因である。
2020.12 南部での収穫量の減少、食料価格の高騰、限られた収入の機会
・2021年1月から3月の間に、南部・南東部地域で厳しい食料不安に直面していたとされる人口は、最近実施されたアセスメントの結果を待たずに、2020年同期の72万8,000人を上回る見込みである。
・この見通しの悪化は、COVID19パンデミックの影響を反映したもので、特に経済の減速による収入の減少に加えて、南部地域における穀物生産量の減少も影響している。
2020.9 南部での収穫量の減少、食料価格の高騰、限られた収入の機会
・2020年の4月から6月の間に、約55万4,000人が厳しい食料不安に直面していたと推定される。これは2019年の同時期より約30%高い。食料不安の蔓延は、南部地域における、主に生産量の減少、食料価格の高騰、限られた収入の機会により、食料供給と食料へのアクセスが厳しくなっていることに起因する。
・最新の予測にCOVID19パンデミックの影響は考慮されておらず、2020年の第3四半期から2021年初頭にかけて、食料不安の状況はより深刻で、悪化することが予想される。
2020.7 厳しい局地的食料不安
食料へのアクセスの減少
・南部での乾燥した気候が農業生産に及ぼす影響で、2020年には食料不安が悪化すると予測されている。
2020.3 厳しい局地的食料不安
食料へのアクセスの減少
・約73万人が食料不安に直面していると見込まれ、その大半は食料生産に被害
がでやすい南部のいくつかの州にいる。2019年の穀物生産が豊作となり食料を
入手しやすくなったことから、食料不安に直面する人々の数は前回の予想よりも
少なくなった。
2019.12 厳しい局地的食料不安
食料へのアクセスの減少
・100万人近くの人々が食料へのアクセスが不安定であると評価されており、そのほとんどが降雨不足に悩まされやすい南部地域にいる。ただし、この数は前年の推定値を下回っており、2019年の穀物の収穫量が増えたことにより、食料へのアクセスがしやすくなったことを反映している。
2019.9 厳しい局地的食料不安
食料へのアクセスの減少
・100万人近くの人々が食料不安に直面していると見込まれ、その大半が降雨不足に悩まされやすい南部地域にいる。しかし、この数は、2019年のより多くの穀物の収穫を反映して、前年の数より少ない。
2019.7 厳しい局地的食料不安
南部のいくつかの地域で食料へのアクセスの減少
•国家レベルでは、2019年の穀物収穫量の増加が全体の食料安全保障状況を改善すると見込まれる。しかし、南部のいくつかの州では、毎年続いている低い農業生産により影響を受け、状況が悪いことが予想されている。
2019.3厳しい局地的食料不安
南部のいくつかの地域で穀物の在庫量急減
・南部のいくつかの地域では、雨季の降雨不足により2018年の穀物生産量が平均を下回るため、食料不安にさらされる人々が130万人と推定された。記録的な高値も食料へのアクセスに影響を与えて、食料不安をさらに悪化させている。
2018.12厳しい局地的食料不安
乾燥気候とサイクロンの影響
・南部地方では、雨季の降雨不足により2018年の穀物生産量が平均を下回るため、食料不安にさらされる人々が130万人に増加した。同時に、年の初めから続く記録的な高値も食料へのアクセスに負の影響を与えた。
・国レベルでは、中央および北部地方の収穫増を反映して、2018年における稲作の生産量は増加が予想され、食料供給が改善されている。
2018.9厳しい局地的食料不安
乾燥気候とサイクロンの影響
・2018年は天候不順によって穀物生産が平年作以下となり、また年初めの価格高騰が食料へのアクセスに悪影響を与え、食料不安に影響された人々の数は、南部において130万人に増えた。
・国レベルでは、中部および北部における穀物生産改善により2018年のコメ生産は増加し、食料入手可能性が高まることが予想される。
2018.6厳しい局地的食料不安
乾燥気候とサイクロンの影響
・南西部における雨期の降雨不足が食料事情を圧迫し、生産量の減少が予想される。
・一方で国レベルでは、2018年におけるコメの生産量は増加が予想されるので、逼迫していた供給が緩和され食料供給が改善される。
2018.3厳しい局地的食料不安
乾燥気候とサイクロンの影響
・南東部では、長引く乾期とサイクロンの影響による2017年の農作物の不作により、食料事情は悪化した。コメ(主要穀物)価格のこれまでにない高騰もまた入手困難にしている。
・南西部における雨期の降雨不足は2018年における農作物生産量の減少を予想させ、食料事情もまた逼迫すると見られる。
マラウイ共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 異常気象、食料価格の高騰
・最新のIPC分析は2023年10月から3月にかけて440万人が急性食料不安(IPCフェーズ3[危機]または危機以上)に直面すると予想し、2022/23年の同時期より15%増加している。
・乾燥した高温な状況は中央と南部地区に影響を与えており、2024年の農業生産の見通しを圧迫している。また、食料価格の高止まりに伴い急性食料不安は2024年も続くと予想されている。
2023.11 異常気象、食料価格の高騰
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IPCの最新の分析によると、2023年10月から2024年3月の間に急性食料不安(IPCフェーズ3[危機]以上)に直面する人の数は440万人で、2022/23年の同時期の人数より15%多い。
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特に南部地区におけるサイクロン・フレディの影響と、過去最高価格のトウモロコシを含む食料の価格高騰が、状況を悪化させている主な要因である。
2023.7 異常気象、食料価格の高騰
- 2022年10月から2023年3月までの間に、推定382万人が急性食料不安(IPCフェーズ3[危機])に直面し、2022年1月から3月までの推定値の2倍以上となった。
- 南部地区におけるサイクロン・フレディの影響(農作物の損失やインフラの破壊、食料価格の高騰など)は、2023年の食料不安の状況を悪化させると予想される。
2023.3 局地的な穀物生産量の不足、食料価格の高騰
- 2022年10月から2023年3月の間に、推定382万人が急性食料不安(IPCフェーズ3[危機])に見舞われると予想されている。この数字は、2022年1月から3月までの推計値の倍以上である。
- 食料価格の高騰と、特に南部地区における不順な天候による2022年の穀物生産の局地的な不足の影響が、急性食料不安の拡大の主な要因である。
2022.12 穀物生産の局地的な不足、 食料価格の高騰
- 2022年10月から2023年3月にかけて、推定382万人が深刻な食料不安、IPCフェーズ3(危機)を経験すると予想される。この数字は、2022年1月から3月までの推定値の倍以上である。
- 状況の悪化は、食料価格の高騰と、特に南部の地域で2022年の穀物生産量が天候により局地的に不足したことによるものである。
2022.7 経済の低迷、穀物生産の減少
- 推定165万人が2022年1月から3月にかけてフェーズ3(危機)レベルの食料不安に直面している。これは穀物生産の局所的な不足とCOVID-19の流行による経済低迷の影響が残っているためである。
- 2022年、特に南部地域で穀物生産高が若干減少したことと食料価格の高騰により、2022年第4四半期には、食料不安が拡大する見込みである。
2022.3 経済の低迷、所得の減少
- 推定165万人が2022年1月から3月にかけてフェーズ3(危機)レベルの食糧不安に直面しており、これは穀物生産の局所的な不足とCOVID-19の流行による経済低迷の影響が残っているためである。
- 作期開始時の雨不足と2022年1月の熱帯性暴風雨アナによる、作物と生計の損失により、2022年の後半に人道的ニーズが増加すると予想される。
2021.12 経済停滞と収入の減少
- 2021年10月から2022年3月の間に推定150万人が食料不安を抱えている。この数字は260万人が人道的支援を必要としていると評価された2021年1月から3月までの推計値を大きく下回っている。
改善された状況は2021年の穀物の大豊作により、COVID-19パンデミックの悪影響が一部緩和されたことによる。
2021.9 経済停滞と収入の減少
・推定110万人が食料不安を抱えており、2021年10月から2022年3月の間にこの数字が150万人に増加すると予測されている。しかし、食料不安に苦しむ人々の数は、260万人が人道的支援を必要としていると評価された2021年1月から3月までの推計値を大きく下回っている。現在の状況が改善しているのは、2021年の穀物の大豊作により、COVID-19パンデミックの悪影響が一部緩和されたことによる。
2021.7 収入の減少
・国家的には、2021年の穀物生産量は豊作と推定され、世帯への穀物供給は平均から平均以上になり、食料保障は改善されると予想されている。食料供給は良好な条件にもかかわらず、COVID-19のパンデミックの影響により収入は減少し、食料へのアクセスを抑制し続けている。
2021.3 地域的な生産不足と景気低迷
・2020年10月から2021年3月の間に推定262万人が食料不安に陥ったとされ、そのうち200万人は農村部に住み、残りの60万人は都市部に住んでいる。
2020年は穀物生産量が増加したものの、COVID19パンデミックの影響により、収入が減少して食料へのアクセスが制限され、厳しい食料不安が続いている。
2020.12 地域的な生産不足と景気低迷
・2020年10月から2021年3月の間に262万人が食料不安に陥ったとされ、そのうち200万人は農村部に住み、残りの60万人は都市部に住んでいる。
・2020年には穀物生産量が増加するものの、COVID19パンデミックの影響により、収入が減少して食料へのアクセスが制限され、厳しい食料不安が続いている。
2020.9 地域的な生産不足と景気低迷による所得の損失
・直近の公的な数字によると、2020年には270万人が食料不安に陥っていたとされ、そのうち190万人が農村部に、残りの80万人が都市部に住んでいる。2020年は穀物生産が好転したにも関わらず、COVID19パンデミックの直接的・間接的な影響で、所得の損失や食料供給網の混乱から食料へのアクセスが制限され、厳しい食料不安が続いている。
2020.7 厳しい局地的食料不安
地域的な生産不足
・2020年は、全国的な穀物生産の好転が食料安全保障全体を改善させると予想されるが、南部では、昨年に引き続いて地域的な穀物生産の不足が推測され、厳しい食料不足の状況が続くとみられている。
2020.3 厳しい局地的食料不安
地域的な生産不足と食料価格高騰
・食料価格が高止まりしていて食料へのアクセスが困難になっており、また穀物
の供給が以前の予想よりも限られていることから、最近、食料不安に直面してい
ると見込まれる人々の数は上方修正された。
・2020年3月までに、全体として190万人が支援を必要としていると見込まれる
が、それでも2019年の同じ時期に比べると少ない。
2019.12 厳しい局地的食料不安
地域的な生産不足
・農業生産が好調のため、暮らしや食料アクセスが改善し、2019/20年の食料不安に直面していると見込まれる数は減少した。
・しかし、地域的な生産不足にある南部のいくつかの州を中心に、約110万の人々が、2019年10月から2020年3月の間支援を必要としている。
2019.9 厳しい局地的食料不安
地域的な生産不足
・耕作期間の条件が全体的に良くなったおかげで、より多くの収穫があり、食料不安に直面していると見込まれる人々の数は2019/20年度に減少した。
・しかし、地域的な生産不足にある南部のいくつかの州を中心に、約110万の人々が、2019年10月から2020年3月の間支援を必要としている。
2019.7 厳しい局地的食料不安
地域的な生産不足と価格高騰
•国家レベルでは、2019年に穀物生産が増加したが、南部地域では、悪天候が収穫を減少させ、食料安全保障状況を悪くすると予想されている。
•2018年10月から2019年3月までの期間に食料が不足すると見込まれる人々の数は330万人と推定される。この数字は減少すると予想されるが、南部のいくつかの県では、食料支援の高いニーズが続くと予想される。
2019.3広範囲な食料アクセスの欠如
穀物供給の減少と価格高騰
2018.12広範囲な食料アクセスの欠如
2018年、穀物不作
・2018年10月から2019年3月にかけて食料不安に直面すると見られる人々の数は330万人となり、2017/18年度の同時期から倍増する。
・食料不安人口の急増は、主として2018年の食料生産が不作となり穀物生産が減少した結果である。
2018.9広範囲な食料アクセスの欠如
穀物生産の減少
・2018年の食料不足人口は一年の間に二倍以上の330万人に達したとみられている。
・2018年の生産量は平均以下になると推定されており、食料不足人口の急激な上昇は、主に穀物生産の減少が原因である。
2018.3厳しい局地的食料不安
悪天候による局地的な影響
・収穫がほぼ終了する3月後半までに人道支援を必要とする人々は84万人と推計され、2017年が豊作であったので、前年の670万人から急減した。
・2018年の穀物は減産すると予想されることから、前年にくらべ食料事情は緊迫すると予想される。
マリ共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 紛争
・最新のCH分析によると、CHフェーズ4(緊急事態)に該当する約5万5,000人を含む約137万人が、2024年6月から8月の端境期に深刻な急性食料不安に直面すると予測される。この数は前年と比較して増加しているが、CHフェーズ5(大災害)に該当する人口は予測されておらず、CHフェーズ4(緊急事態)に該当する人数は減少すると予測されている。
・食料不安の状況は主に北部および中央部地域の紛争の影響によるもので、これが生計や市場を混乱させ、2023年10月時点で約35万5,000人が避難を余儀なくされており、人道的アクセスへの制約も高い。
・2024年1月時点で、この国には約6万7,000人の難民と庇護希望者が滞在しており、その多くはブルキナファソ、ニジェール、モーリタニアから来ている。
2023.11 紛争
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最新のCH分析によると、2023年6月から8月の端境期に、約126万人が急性深刻な食料不安に直面すると予測され、その中にはCHフェーズ4(緊急事態)の7万6,250人近くと、CHフェーズ5(大災害惨事)の2,500人以上が含まれる。これは、人口の一部がCHフェーズ5(大災害惨事)レベルに直面すると評価された初めてのケースである。しかしながら、2023年の食料不安人口は、2022年に比べて減少している。
-
食料不安の状況は、主に北部と中央部における紛争の影響に裏打ちさ支えられている。この紛争は引き続き人びとの生業と市場を混乱させ、2023年4月時点で37万5,000人以上の避難民を生み出している。
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2023年9月時点で、ブルキナファソ、ニジェール、モーリタニアを中心に約6万6,000人の難民を受け入れている。
2023.7 社会不安、食料価格の高騰
- 最新のCH分析によると、2023年6月から8月の端境期に、約126万人が急性食料不安に直面すると予測されている。これは、CHフェーズ4(緊急事態)の7万6250人近くと、CHフェーズ5(大災害)の約2,500人を含む。人口の一部が、フェーズ5に直面すると予測されたのは初めてのことである。他方、食料不安に置かれている人々の人数合計は、2022年に比べて2023年は減少している。
- 食料不安の状況は、主に、2023年4月時点で同国の中部と北部を中心に37万5,000人以上の避難民を引き起こしている紛争の影響によるものである。
- 食料価格の高止まりは、国全体の脆弱な家計に影響を与えている。特に、紛争の影響を受けた地域の人々の食料アクセスを制限している。なぜならば、当該地域では、市場の混乱や、収入源及び人道支援へのアクセスの制約もあるからである。
- 2023年5月時点で、同国はブルキナファソ、ニジェールとモーリタニアを中心とした約6万4,000人の避難民を受け入れていた。
2023.3 社会不安、食料価格の高騰
- 最新のCH分析によると、2023年6月から8月の端境期に、約125万人が深刻な食料不安に直面すると予測されている。これは、CHフェーズ4(緊急事態)の10万7,000人近くと、CHフェーズ5(大災害)の約1600人を含む。2022年の状況に比べて、部分的には毎年の穀物生産の増加によって改善されるだろう。
- 食料不安の状況は、主に、2022年12月時点で同国の中部と北部を中心に44万人以上の避難を引き起こした紛争の悪化によるものである。
- 2022年12月時点で、同国はブルキナファソ、ニジェールとモーリタニアを中心とした約6万3,000人の避難民を受け入れていた。
2022.12 社会不安、食料価格の高騰
- 最新のCH分析によると、紛争の悪化、異常気象、食料価格の高騰などにより、2022年6月から8月にかけて、CHフェーズ3(危機)以上の状態にある人が約63万2,000人、うちCHフェーズ4(緊急事態)の人が約1万5,000人と推定された。2023年の6月から8月の端境期には125万人が深刻な食料不安に直面すると予測されており、状況は悪化することが予想される。これは CHフェーズ4(緊急事態)の10万人以上、CHフェーズ5(大災害)の約1600人を含む。
- 2022年8月時点で、約42万5,000人が国内避難民となっており、そのほとんどが同国の中部と北部を中心に国内避難民が発生している。また、ニジェール、モーリタニア、ブルキナファソを中心とした約5万6,000人の難民を受け入れている。
- 2022年11月時点で、約8万人が洪水の影響を受けている。
2022.7 社会不安、食料価格の高騰
- 最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2022年6月から8月にかけて、184万人がCHフェーズ3(危機)に直面すると予測され、紛争激化、異常気象、2021年の穀物生産量の減少、高い食料価格により、15万6000人がCHフェーズ4(緊急事態)に直面するとしている。
- 2022年5月現在、国内避難民は約37万人で、そのほとんどが同国の中部と北部で発生している。また、ニジェール、モーリタニア、ブルキナファソを中心とした約5万3,000人の難民を受け入れている。
2022.3 社会不安
- 最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、紛争の激化に加え、COVID-19パンデミックと気象変動の影響で、2021年10月から12月にかけて約117万人がフェーズ3(危機)以上になると推定されている。
- 2021年12月現在、国内避難民は約35万人で、そのほとんどが同国の中部と北部で発生している。また、ニジェール、モーリタニア、ブルキナファソを中心とした約5万3,000人の難民を受け入れている。
- 2022年6月から8月にかけて、2021年の主食生産量の不足もあり、184万人が深刻な食糧難に直面すると予測されている。暫定軍事政権による選挙の延期を受け、同国に課された国際的な制裁は、経済活動を鈍らせ、世帯の経済力をさらに圧迫し、食料を入手できなくなる可能性がある。
2021.12 社会不安
- 最新の「Cadre Harmonisé」分析によると、紛争の激化によって人々の避難が続き、あわせてパンデミックや異常気象の影響を受けた結果、2021年10月から12月の間に、約117万人がフェーズ3:「危機」以上であると推定されている。
- 主に中部および北部では、約40万人が避難している。また、主にニジェール、モーリタニア、ブルキナファソから約4万7,000人の難民を受け入れている。
- 加えて、増加する紛争状態と悪天候により、2021年に国内の穀物生産が減少することが予測されているが、まだ5年間平均近くにとどまっている。結果として、2022年6月から8月の間に184万人が深刻な食料不安に陥ると予測されている。
2021.9 社会不安
・最新の「Cadre Harmonisé」分析によると、紛争の激化によって人々の避難が続き、あわせてパンデミックや異常気象の影響を受けた結果、2021年6月から8月の間に、約131万人がフェーズ3:「危機」以上であると推定されている。
・中部および北部では、約28万8,000人が避難している。また、約4万7,000人の難民を受け入れている。
2021.7 社会不安
・最新の「Cadre Harmonisé」分析によると、紛争の激化によって人々の避難が続き、あわせてパンデミックや異常気象の影響を受けた結果、2021年6月から8月の間に、約137万人がフェーズ3:「危機」以上であると推定されている。
・中部および北部では、約37万2,000人が避難している。また、約4万7,000人の難民を受け入れている。
2021.3 社会不安
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、紛争の劇化によって人々の避難が続き、あわせてパンデミックや気象異常の影響を受けた結果、2021年6月から8月の間に、約95万5,000人がフェーズ3:「危機」以上の状態になると推定されている。
・中部および北部では、31万1193人以上が避難している。また、約4万7,000人の難民を受け入れている。
2020.12 社会不安
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2020年10月-12月の間に、約43万7,000人がフェーズ3:「危機」以上の状態になると推定されている。
・中部および北部では、28万7千人以上が避難している。また、約4万7,000人の難民を受け入れている。
2020.9 社会不安
・国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、2020年8月には680万人(人口の3分の1)が深刻な食料不安に陥っていると推計された。
・中部と北部では26万6,000人以上が避難生活を送っている。さらに、約4万3,000人の難民を受け入れている。
2020.7 厳しい局地的食料不安
国内不安
・国内に、人道支援を必要とする25万1,000人の国内避難民、8万4,000人の帰還民を抱えるなか、約4万5,000人の難民を受け入れている。
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、紛争のため、2020年6月から8月期に130万人が食糧支援を必要とすると推定される。
2020.3 厳しい局地的食料不安
絶え間なく続く危機
・約2万7,000人の難民、そして人道支援に頼る20万8,000人の国内避難民、7万
6,000人の帰還民がいる。
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、絶え間なく続く紛争のため
、2019年10月から12月期には約64万8,000人が食料支援を必要とすると推定さ
れる。
2019.12 厳しい局地的食料不安
中央および北部での絶え間なく続く危機
・この国は約2万7,000人の難民、約19万9,000人の国内避難民、約7万4,000人の帰還民がおり、人道支援に依存している。
・最新の「CadreHarmonisé」分析によれば、国内紛争が続いているため、2019年10月から12月期までの間に約64万8,000人が食料援助を必要としていると推定された。
2019.9 厳しい局地的食料不安
中央および北部での絶え間なく続く危機
・この国には約2万7,000人の難民、約14万8,000人の国内避難民、7万4,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、国内紛争が続くため、2019年6月から8月期の間に、約54万9,000人が食料支援を必要とすると推定された。
2019.7 厳しい局地的食料不安
中央および北部での絶え間なく続く危機
•この国には約2万7,000人の難民、約10万6,000人の国内避難民、7万4,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
•最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、国内紛争が続くため、2019年6月から8月期の間に、約54万9,000人が食料支援を必要とすると推定された。
2019.3厳しい局地的食料不安
中央および北部での絶え間なく続く危機(家畜や国内避難民への影響)
・この国には約2万7,000人の難民、約12万人の国内避難民、6万9,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、国内紛争が続くため、2019年6月から8月期の間に、約41万6,000人が食料支援を必要とすると推定された。
2018.12厳しい局地的食料不安
中央および北部での絶え間ない危機
・この国は約2万5,000人の難民、7万7,000人の国内避難民、6万9,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、国内紛争が続くため、10月から12月期に、約18万5,000人が食料支援を必要とすると推定された。
2018.9厳しい局地的食料不安
北部での社会不安と、牧畜業収入の減少による食料へのアクセス制限
・この国には約2万人の難民、5万人の国内避難民、6万4,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
・「Cadre Harmonisé」の分析によれば、国内紛争が続くと予想されるため、6月から8月までに食料支援を必要とする人々の数は93万3,000人に増加すると予測された。
2018.6厳しい局地的食料不安
北部での社会不安と、牧畜業収入の減少による食料へのアクセス制限
・この国は約2万人の難民、5万人の国内避難民、6万4,000人の帰還民がいて、主に人道支援に依存している。
・2018年の3月の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、約38万7,000人が3月から5月の間に食料支援を必要とすると推定された。国内紛争が続くと予想されるため、6月から8月までに食料支援を必要とする人々の数は93万3,000人に増加すると予測される。
2018.3厳しい局地的食料不安
北部での避難民発生と社会不安
・約5万 8,600 人の国内避難民が発生していると推定され、その多くは国内で最も社会不安が高い都市ティンブクトゥに居住している。
南スーダン共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 景気停滞、洪水、社会不安
・継続した人道支援にもかかわらず、食料不安は依然として人口の大部分に影響を及ぼしている。これはインフレの蔓延と食料供給の不足、連続して毎年起こる広範囲な洪水の影響や地域間暴力の影響などによるものである。総人口のほぼ半数に当たる約578万人が、2023年12月から2024年3月までに深刻な急性食料不安に直面すると予想されている。
・大ピボール行政区の約1万1,000人と、紛争の影響を受けたスーダンからの帰還者1万4,000人がIPC フェーズ 5 (大災害) レベルの急性食料不安に直面しているため、特に懸念される。
2023.11 景気停滞、洪水、社会不安
- 継続した人道支援にもかかわらず、食料不安は依然として大部分の人々に影響を及ぼしている。これは、激しいインフレと不十分な食料供給、停滞した農業生産、連続して毎年起こる広範囲な洪水の影響、そして2020年以降の組織的な暴力のエスカレートによるものである。最新の利用可能なデータによれば、約776万人、つまり全人口のほぼ3分の2が、2023年の4月から7月の間の端境期において、深刻な急性食料不安に直面すると予想されていた。
- 特に、ジョングレイ州のアコボ、カナル/ピギ、ファンガク郡、およびユニティ州のリーとヤマンディット郡の世帯については、約4万3,000人がIPCフェーズ5(大災害)に直面すると予想されているため、特別な懸念が存在する。
2023.7 景気停滞、洪水、社会不安
- 持続的な人道支援にもかかわらず、食料不安は依然として人口の大部分に影響を及ぼしている。これは、農業生産の停滞、連続的に発生した広範な洪水の影響、2020年以降の地方レベルでの組織的暴力の激化によって、インフレが高騰し、食料供給が不十分であることに由来する。全人口のほぼ3分の2に当たる約776万人が、2023年4月から7月にかけての端境期に深刻な急性食料不安不足に直面すると予想されている。
- 特に懸念されることは、ジョングレイ州のアコボ(Akobo)、カナル/ピギ(Canal/Pigi)、ファンガク(Fangak)郡、ユニティ州のリー(Leer)とマヤンディット(Mayendit)郡の世帯で、4万3,000人がIPCフェーズ5(大災害)に直面すると予想されていることである。
2023.3 景気停滞、洪水、社会不安
- 持続的な人道支援にもかかわらず、食料不安は依然として人口の大部分に影響を及ぼしている。これは、農業生産の停滞、連続的に発生した広範な洪水の影響、2020年以降の地方レベルでの組織的暴力の激化によって、インフレが高騰し、食料供給が不十分であることに由来する。全人口のほぼ3分の2に当たる約776万人が、2023年4月から7月にかけての端境期に急性食料不安に直面すると予想されている。
- 特に懸念されることは、ジョングレイ州のアコボ(Akobo)、カナル/ピギ(Canal/Pigi)、ファンガク(Fangak)郡、ユニティ州のリー(Leer)とマヤンディット(Mayendit)郡の世帯で、4万3,000人がIPCフェーズ5(大災害)に直面すると予想されていることである。
2022.12 景気低迷、洪水、市民不安
- 持続的な人道支援にもかかわらず、食料不安は依然として多くの国民に影響を及ぼしている。インフレの激化、食料不足、農業生産の停滞、連続する洪水、そして2020年以降、地方政府レベルで組織的暴力が激化している。2022年12月から2023年3月の間に総人口の半分以上である約630万人が被災すると予想される。
- 特に懸念されるのは、ジョングレイ州とピボール行政区の世帯だ。IPCフェーズ5(大災害)の33,000人を含む人口の約3分の2が深刻な急性食料不足に直面すると予想されている。
2022.7 経済の低迷、洪水、治安の悪化
- 継続的な人道支援にもかかわらず、人口の大部分が今も食料不安にさらされている。これは、マクロ経済状況が改善しないことによって引き起こされている食料および食料以外の価格高騰、農業生産の停滞による食料供給不足、連続する広範囲な洪水の影響による生活手段の喪失、地域レベルで組織化された暴力の拡大によるものである。2022年4月から7月にかけての端境期には、約774万人(全人口の約63%)が深刻な食料不足に陥ると推定される。
- 特に懸念されるのは、ジョングレイ州、レイク州、ユニティ州で、人口の60~80%が深刻な食料不安に陥り、合計8万7,000人がIPC フェーズ5(大惨事)に直面していると推定された。
2022.3 経済の低迷、洪水、治安の悪化
- 持続的な人道支援にもかかわらず、食料供給不足、経済の低迷、食料価格の高騰、2020年に発生した広範囲な洪水の影響が残ることにより、食料不安は依然として人口の大部分に影響を及ぼしている。2021年4月から7月にかけて、約720万人(全人口の約60%)が深刻な食料不足に陥ったと推定される。
- 特に懸念されるのは、ジョングレイ州、北部バールエルガザル州、ワラップ州、近隣のピボール行政区の世帯で、人口の60~85%が深刻な食料不安に陥り、合計10万8,000人がIPC フェーズ5直面していると推定された。
2021.12 経済低迷、社会不安、洪水影響の長期化、紛争の長期化
- 持続的な人道支援にもかかわらず、食糧供給不足、経済の低迷、食糧価格の高騰、2020年に発生した広範囲な洪水の影響が残ることにより、食糧不安は依然として人口の大部分に影響を及ぼしている。2021年4月から7月にかけて、約720万人(全人口の約60%)が深刻な食糧不足に陥ったと推定される。
- 特に懸念されるのは、ジョングレイ州、北部バールエルガザル州、ワラップ州、近隣のピボール行政区の世帯で、人口の60~85%が深刻な食糧不安に陥り、合計10万8,000人が直面していると推定された。
2021.9 経済低迷、社会不安、洪水、長期にわたる紛争により長引く影響
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、高い食料価格、2020年に発生した広範囲に及ぶ洪水により、人口の大半が食料不安の影響を受けている。2021年4月ー7月期は、約720万人(全人口の60%)が厳しい食料危機に直面すると推定されている。
・特に懸念が大きいのは、ジョングレイ州、北バハル・アル・ガザール州、ワラブ州および近隣のピボール行政区の世帯で、人口の60-85%の人が深刻な食料不安にあり、10万8,000人がIPCフェーズ5「大惨事」のレベルに直面している。
2021.7 経済低迷、社会不安、洪水、長期にわたる紛争により長引く影響
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、高い食料価格、2020年に発生した広範囲に及ぶ洪水により、人口の大半が食料不安の影響を受けている。2021年4月ー7月期は、約720万人(全人口の60%)が厳しい食料危機に直面すると推定されている。
・特に懸念が大きいのは、ジョングレイ州、北バハル・アル・ガザール州、ワラブ州および近隣のピボール行政区の世帯で、人口の60-85%の人が深刻な食料不安にあり、10万8,000人がIPCフェーズ5「大惨事」のレベルに直面している。
2021.3 経済低迷、社会不安、洪水、長期にわたる紛争により長引く影響
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、高い食料価格、広範囲に及ぶ洪水及びCOVID-19に関連した制限措置のマイナスの影響により、人口の大半が食料不安の影響を受けている。2020年12月ー2021年3月期は、約582万人(全人口の48%)が厳しい食料危機に直面すると推定された。
・2年連続の広範囲にわたる洪水の結果として、家計に深刻な損失を引き起こし、人口の78%が深刻な食料不安にあると推定されており、11,000人がIPCフェーズ5「大惨事」のレベルに直面しているジョングレイ州とその近隣のピボール行政区については、特に懸念されている。
2020.12 深刻な経済低迷、社会不安、洪水、長期にわたる紛争により長引く影響
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、高い食料価格により、人口の大半が食料不安の影響を受けている。2020年5月-7月期は、約648万人(全人口の55%)が厳しい食料危機に直面すると推定された。
・この推定値はCOVID-19および広範に及んだ洪水の前のもので、2020年10月の時点でこれらは85万6,000人に影響を与えている。したがって、現在の食料不安の規模と深刻度は、この予測をはるかに上回る可能性がある。
・特に、洪水前の段階ですでにIPCフェーズ4「緊急事態」に陥っていたジョングレイ州の約50万人については懸念が大きく、食料支援を早急に拡大させなければ飢餓に見舞われる可能性がある。
2020.9 深刻な経済低迷、社会不安、長期にわたる紛争2019年農牧収穫期の不作
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2020年6月から8月期にかけて約1万人(全人口の約2%)がフェーズ3「危機」もしくはそれ以上の厳しい状況にあったと推定された。
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、食料価格の高止まりにより、人口の大半がまだ食料危機の影響を受けている。
・5月から7月には約648万人(全人口の55%)が厳しい食料危機に直面していると推定された。最も高い食料危機にあるのはジョングレイ州で、その地方は洪水による被害が甚大で、人口の70%近くが厳しい食料危機に直面すると報告されている。2020年7月の国内避難民は160万人と推定された。
・7月以来の激しい雨により洪水が起こり、9月初旬時点で約60万人が影響を受けている。
2020.7 広範囲な食料アクセスの欠如
深刻な経済低迷、社会不安、長期にわたる紛争
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、食料価格の上昇により、人口の大半がまだ食料危機の影響を受けている。
・5月から7月には約648万人(全人口の55%)が厳しい食料危機に直面していると推定される。食料危機が最も大きく広がっているのは洪水により最も被害を受けたジョングレイ州で、そこでは人口の70%近くが厳しい食料危機に直面すると報告されている。2020年5月の国内避難民は160万人と推定された。
・約1万2,000人が、5月の激しい雨による洪水の影響を受けている。
2020.3 広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、2019年後半に起こった広域に及ぶ洪水により、不十分な食料供給、経済の低迷、食料価格の高止まり、生計手段の喪失により、人口の大半がまだ食料危機の影響を受けている。それは、約90万人に影響を与えた。
・約601万人(全人口の51%)が厳しい食料危機に直面していると推定される。食料危機が最も大きく広がっているのは洪水により最も被害を受けたジョングレイ州と報告されている。そこでは人口の70%近くが厳しい食料危機に直面しており、2万人がIPCのフェーズ5食料危機の「大惨事」レベルに直面していると推定される。2020年1月の国内避難民は167万人と推定された。
2019.12 広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、不十分な食料供給、経済の低迷、貿易の不振、食料価格の高止まりにより、人口の大半がまだ食料危機の影響を受けている。
・厳しい食料危機に直面する人々の数は、2019年9月から12月の間に635万人から454万人に減少したとみられている。しかしながら、9月と10月の豪雨による洪水で90万人が影響を受け、そのうち42万人が避難を余儀なくされ、作物と家畜に被害があったため、食料不足人口は引き続き高止まりするとみられている。
・2019年10月の国内避難民は147万人と推定された。
2019.9 広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。厳しい食料危機に直面する人々の数は8月の時点で635万人と予想され、人口の約54%にのぼる。この悲惨な食料危機は、継続的な社会不安、ひっ迫した供給、経済の低迷、貿易の不振と食料価格の高止まりの結果である。
・加えて、2019年7月に国内避難民は183万人と推定され、一方8月時点で、6月から続く激しい雨による洪水のため、約9500世帯が移動を余儀なくさせられている。
2019.7 広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。5月から7月に厳しい食料危機に直面する人々の数は696万人と予想され、人口の約60%にのぼる。この悲惨な食料危機は、継続的な社会不安、ひっ迫した供給、経済の低迷、貿易の不振と食料価格の高止まりの結果である。
・加えて、2019年5月に国内避難民は178万人と推定された。
2019.3広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。10月から12月に厳しい食料危機に直面する人々の数は645万人に上ると予想される。著しく高いこの数字は、継続的な社会不安、ひっ迫した供給、経済的制約、貿易の不振と食料価格の高止まりの結果である。
2018.12広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。10月から12月に厳しい食料危機に直面する人々の数は440万人に上ると予想される。著しく高いこの数字は、継続的な社会不安、経済的制約、貿易の不振と食料価格の高止まりの結果である。
2018.9広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道的支援にもかかわらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。6月から7月にひどい食料危機に直面した人々の数は600万人にのぼったと予想された。このきわめて大きな数字は、長引く社会不安がもたらしたものである。
2018.6広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道的支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。5月から7月にひどい食料危機に直面する人々の数は710万人にのぼると予想され、それは継続的な社会不安、貿易の不振と食料価格の高止まりによるものである。
2018.3広範囲な食料アクセスの欠如
紛争、内戦、深刻な経済低迷
・継続的な人道的支援にも関わらず、食料危機はまだ人口の大半に影響を与えている。ひどい食料危機に直面している人々の数は633万人にのぼり、それは継続的な社会不安、貿易の不振と食料価格の高止まりによるものである。
モーリタニア・イスラム共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 食料価格の高騰
・最新のCH分析によると、2024年6月から8月にかけての端境期に、CHフェーズ4(危機)に値する7,100人を含む約36万5,000人が人道支援を必要すると予想される。これは主に食料生産量の増加によるもので、前年と比べると改善したとされる。
・食料価格の高騰は脆弱な世帯における食料へのアクセスを制約し続けた。
・2024年1月時点で12万3,000人の難民と亡命希望者を主にマリから受け入れていた。
2023.11 食料価格の高騰
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最新のCH分析によると2023年6月から8月の端境期間中、CHフェーズ4(緊急事態)の約2万8,000人を含め、47万2,000人以上の人々が人道支援を必要としていた。前年と比べて改善されたことになるが、2022年に穀物生産が大幅に増加したことが主な原因である。
-
食料価格の高騰は、脆弱な世帯の食料アクセスを引き続き制約した。
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2023年9月時点で、同国は11万人以上の難民・庇護希望者を受け入れており、そのほとんどがマリから来ている。
2023.7 食料価格の高騰
- 最新のCH分析によると、2023年6月から8月の端境期に、CHフェーズ4(緊急)の約2万8,000人を含め、47万2,000人以上が人道支援を必要とすると予測されている。前年と比べて改善されたことになるが、主に2022年の穀物生産の大幅な増加によるものである。
- 食料価格の高騰、特に輸入小麦の高騰は、引き続き急性食料不安を悪化させている。
- 2022年11月時点で(入手可能な最新データ)、同国は10万人以上の難民を受け入れており、そのほとんどがマリからの難民である。
2023.3 食料価格の高騰
- 最新のCH分析によると、2023年6月から8月の端境期には、CHフェーズ4(緊急事態)の10万6,000人以上を含め、69万5,000人近くが人道支援を必要とすると予測されている。これは、前年と比べ改善されており、2022年に穀物生産が大幅に増加したことが主な原因である。
- 食料価格の高騰は引き続き食料安全保障を悪化させており、2022年には約5万4,000人が被害を受けた洪水が、脆弱な世帯の状況をさらに悪化させている。
- 2022年11月現在(入手可能な最新データ)、同国は10万人以上の難民を受け入れており、そのほとんどがマリからの難民である。
2022.12 農業生産量の不足、経済低迷
- 最新のCH分析によると、食料価格の高騰と所得の減少により、2022年10月から12月の間に、CHフェーズ4(緊急事態)の約5万6,000人を含む約44万人が人道支援を必要としていると分析されている。2023年には状況が悪化すると予測されており、2023年6月から8月の端境期に約69万5,000人が深刻な食料不安に直面すると予測されている。これには、CHフェーズ4(緊急事態)の約10万6,000人が含まれる。
- 2022年9月時点で、約5万4,000人が洪水の影響を受けている。
- 2022年8月時点で、主にマリ共和国からの難民約10万人も人道支援を必要としている。
2022.7 農業生産不足と経済低迷
- 最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2021年の穀物および家畜生産量の減少およびCOVID-19の経済への負の影響による収入減少の結果、2022年6月から8月に人道支援を必要とする人は87万8000人にのぼるとされた。
- 2022年5月時点、主にマリからの87,000人の難民も人道支援を必要としている。
2022.3 農業生産不足と収入減少
- 「Cadre Harmonisé」の最新の分析によると、穀物や家畜の生産不足、COVID-19パンデミックが経済に及ぼす悪影響による所得の減少で、2021年10月から12月の間に約34万8,000人が人道支援を必要とすると評価された。– また、マリからの難民を中心とした約7万5,000人が人道支援を必要としている。
– さらに、2021年には天候不順により国内の穀物生産が減少し、最も脆弱な世帯の状況を悪化させる可能性がある。2022年6月から8月にかけてのリーンシーズンのピーク時には、66万人が深刻な食糧不安に直面すると予測されている。
2021.12 農業生産不足と収入減少
- 最新のCadre Harmoniséの分析によれば、主要作物と畜産品の不足、COVID-19パンデミックとその経済的影響という負の影響により、約34万8,000人が2021年10月から12月の間に人道支援が必要と評価された。
- ほとんどがマリ出身の約7万5,000人の難民は、人道支援を必要としている。
- 加えて、国内穀物生産は悪天候により2021年に減少すると予測されているが、まだ5年間の平均近くにとどまっている。それは最も脆弱な世帯の状況を悪化させるだろう。2022年6月から8月の来る農閑期のピークには、66万人が深刻な食料不安に陥るだろうと予測される。
2021.9 局地的な生産不足と収入減少
・最新のCadre Harmoniséの分析によれば、主要作物の局地的な不足と畜産品の不足、COVID-19パンデミックとその経済的影響という負の影響により、約45万7,000人が2021年6月から8月の間に人道支援が必要と評価された。
・ほとんどがマリ出身の約7万2600人の難民は、人道支援を必要としている。
2021.7 農耕牧畜作期の作柄不良
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2021年6月から8月の間に人道支援を必要とされるのは約48万4,000人にのぼると見られている。これは、トラルザ州、ブルクナ州、ゴルゴル州、ギディマカ州、アサバ州の飼料生産が不足した結果である。
・支援を必要とする主にマリからの難民約7万2,000人が居住している。
2021.3 農耕牧畜作期の作柄不良
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2021年6月から8月の間に人道支援を必要とされるのは約41万人にのぼると見られている。これは、トラルザ州、ブルクナ州、ゴルゴル州、ギディマカ州、アサバ州の飼料生産が不足した結果である。
・支援を必要とする主にマリからの難民約6万7,622人が居住している。
2020.12 農耕牧畜作期の作柄不良
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によると、2020年10月-12月の間に人道支援を必要と評価されているのは、約17万8,000人である。
・主にマリからの難民約6万5,500人が居住している。
2020.9
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2020年6月から8月期に約60万9,000人が援助を必要としていたと判断されている。
・支援を必要とする、主にマリからの難民約6万5,000人が国内に居住している。
2020.7 厳しい局地的食料不安
農牧期の生産不振
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2020年6月から8月期にかけ、約60万9,000人が食料支援を必要とすると推定されている。
・支援を必要とする、主としてマリからの難民約6万3,000人が国内に居住している。
2020.3 厳しい局地的食料不安
牧草の減少
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2019年10月から12月期に約29
万9,000人が支援を必要とすると推定された。
・主としてマリからの難民、約5万9,000人が国内に居住している。
2019.12 厳しい局地的食料不安
牧草の減少
・最新の「CadreHarmonisé」分析によれば、2019年10月から12月期までに、約29万9 ,000人が食料支援を必要としていると推定された。主にマリからの難民、約5万8,000人が、国内に居住している。
2019.9 厳しい局地的食料不安
牧草の減少
・最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2019年6月から8月期にかけ、約60万7,000人が食料支援を必要とすると推定された。
・主としてマリからの難民約5万8,000人が国内に居住している。
2019.7 厳しい局地的食料不安
牧草の減少
•最新の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、2019年6月から8月期にかけ、約60万7,000人が食料支援を必要とすると推定された。
•主としてマリからの難民約6万人が国内に居住している。
2019.3厳しい局地的食料不安
穀物生産量の減少
・2018年11月の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、穀物供給は平年を下回り、また購買力が低下するため、2019年6月から8月期にかけ、約57万6,000人が食料支援を必要とすると推定された。
・主としてマリからの難民約5万9,000人が国内に居住している。
2018.12厳しい局地的食料不安
穀物生産量の減少
・2018年12月の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、10月から12月期に、約22万7,000人が食料支援を必要とした。
・主としてマリからの難民約5万9,000人が国内に居住している。
2018.9厳しい局地的食料不安
農業と牧畜業生産の減少の結果食料不安に陥る
・2018年3月の「Cadre Harmonisé」の分析によれば、穀物供給が平年を下回り、家計の購買力が低下するため、6月から8月にかけ、53万8,000人は食料支援を必要とすると推定された。
・主としてマリからの難民約5万8,000人が国内に居住している。
2018.6厳しい局地的食料不安
農業と牧畜業生産の減少の結果食料不安に陥る
・「Cadre Harmonisé」の分析によ れば、3月から5月にかけ、35万人が食料支援を必要とした。穀物供給が平年を下回り、家計の購買力が低下するため、6月から8月にかけ、53万8,000人は食料支援を必要とすると推定される。
・主としてマリからの難民約5万8,000人が国内に居住している。
2018.3厳しい局地的食料不安
難民流入が引き続き地域の食料供給を圧迫
・2018年1月末時点で、約 5 万 2,000 人のマリ難民がモーリタニア南東部ムベエラキャンプに留まっている。
・37万8,000人以上が深刻な食料危機に直面していると推定される。
モザンビーク共和国(2018.3~2023.11)
2024.3 北部地域の治安悪化、局地的な収穫の減少
・最新のIPC分析によると、2023年10月から2024年3月の間に約330万人がIPCフェーズ3(危機)以上に分類されている。カーボ・デルガード州北部の不安定な状況が、最も深刻な急性食料不安の根底にある。
・2023/24年の作付けシーズン中に国内の一部地域での悪天候が、2024年の局所的な農業生産量の減少をもたらし、急性食料不安を悪化させる可能性がある。一方で、カーボ・デルガード州でのNSAG(非国家武装集団)による継続的な攻撃が引きつづき深刻な存在となっている。
2023.11 北部地域の治安悪化、局地的な収穫の減少
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北部のカボデルガド州の治安悪化は引き続き生活に影響を与え、最も深刻なレベルの急性食料不安が維持されている。
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南部と中部の一部で天候不順が局地的な不作を引き起こし、急性食料不安を悪化させた。
2023.7 北部地域の治安悪化、異常気象
- 2022年の異常気象は多くの人々に影響を与えたが、北部のカボデルガド州の社会不安は引き続き生活に影響を与え、最も深刻な食料不安が維持されている。2023年の食料不安の予測はまだできていないが、2022年4月から9月の間に予測された140万人が深刻な食料不安(IPCフェーズ3[危機]以上)に直面していた。
- 2023年2月のサイクロン「フレディ」の上陸は、生計の混乱を引きおこし、また作物被害と被災民の食料不足を悪化させたと予想される。
2023.3 北部地域の治安悪化、異常気象の影響
- 2022年の異常気象は多くの人々に影響を与えたが、北部のカボデルガド州の社会不安は引き続き生活に影響を与え、最も深刻な食料不安が維持されている。2023の食料不安の予測はまだできていないが、2022年4月から9月の間に予測された140万人が深刻な食料不安(IPCフェーズ3[危機]以上)に直面していた。
- 2023年2月のサイクロン「フレディ」の上陸は、生計の混乱を引きおこし、また作物被害と被災民の食料不足を悪化させたと予想される。
2022.12 北部地域の治安悪化、異常気象の影響
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2022年のサイクロンと熱帯低気圧は、特に中央の諸州で多くの人々に影響を与えたが、北部のカボデルガド州の社会不安は引き続き生活に影響を与え、最も深刻な深刻な食料不安が維持されている。
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2021年12月の最新のIPC分析では、2022年4月から9月の間に140万人が深刻な食料不安(IPCフェーズ3[危機]以上)に直面していると予測された。
2022.7 北部地域の治安悪化、異常気象
- 2022年のサイクロンや熱帯性暴風雨は、特に中部州で多くの人々に影響を与えた。一方、北部のカボデルガド州の治安の状況により、生計への影響とさまざまなレベルでの喫緊の食料不安が続き、約24,000人が紛争の続いているカボデルガド州でIPCフェーズ4に直面するとみられている。
2022.3 局所的な食料生産の不足、北部地域の不安定さ、異常気象
- 推定190万人が少なくとも2022年3月まで人道支援を必要としている。これは主に食料生産の不足と、人々が最も深刻なレベルの急性食料不安を経験している北部カボデルガド州における治安の影響によるもので、約2万4,000人がフェーズ4(緊急)レベルの食料不安にさらされている。
- 2022年初めのサイクロンと熱帯性暴風雨は、特に中部州で多くの人々に影響を与え、2022年後半には食糧不安の人数が増加すると予想される。
2021.12 景気の低迷、主食用作物生産の地域的な不足、北部地域の不安定さ
- 2021年9月まで約170万人が人道的支援を必要としていると推定される。世帯がその収穫からの食料貯蓄を消費するので、2022年3月からの次の収穫期まで、この数字は徐々に増加することが予測される。
- カボ・デルガドでは、最も深刻なレベルの厳しい食料不安が発生しており、2021年の穀類生産に悪影響を与えた紛争による生計への影響や降雨量の不足を反映して、推定36万3,000人がIPCフェーズ4(緊急)レベルの食料不安に直面している。
2021.9 景気の低迷、主食用作物生産の地域的な不足、北部地域の不安定さ
・少なくとも2021年9月末までに170万人が人道的支援を必要としていると推定される。カボ・デルガドでは、最も深刻なレベルの食料不安が発生しており、2021年の穀類生産に悪影響を与えた紛争による生計への影響や降雨量の不足を反映して、推定22万7,000人がIPCフェーズ4(緊急)レベルの食料不安に直面している。
2021.7 景気の低迷、主食用作物生産の地域的な不足、北部地域の不安定さ
・推定165万人が、少なくとも2021年9月まで人道支援を必要とする。紛争による生計への影響と、降雨不足による2021年穀物生産量の減少により、カーボデルガドの人々は非常に深刻な食料不安に直面し、そこに暮らす推定22万7,000人がIPCフェーズ4:「緊急事態」にある。
2021.3 景気の低迷、主食用作物生産の地域的な不足、北部地域の不安定さ
・推定290万人が、少なくとも2021年3月まで緊急人道支援を必要としている。パンデミックによる景気低迷に関連する収入減の悪影響および南部地域の主食用作物生産の落ち込みを反映している。北部地域の不安定化が続いており、生活環境の悪化が著しく大量の人々が避難している。
2020.12 景気の低迷、主食食料生産の地域的な不足、北部地域の不安定さ
・COVID19パンデミック以前に、約200万人の人々が食料不足に陥ると見られていた。
・現在の国内の食料不安の状況は、さらに悪化することが予想される。
・パンデミックによる景気後退に伴う収入減と、南部における主食の生産不足によるものである。北部地域での継続的な不安定さも、影響を受けている地域の状況を著しく悪化させている。
2020.9 景気低迷、主食食料生産の地域的な不足、北部地域の不安定な治安
・COVID19パンデミック以前に、約200万人が食料不安に陥っているとみられていた。
・所得の損失と食料サプライチェーンの混乱を考慮したCOVID-19パンデミックの悪影響で、食料不安状況は、2020年第3四半期から2021年初頭にかけてより厳しく、さらに悪化する可能性があると予想される一方、南部地域での生産不足も、劣悪な食料安全保障状況を悪化させる要因となっている。
・北部のカボ・デルガド州の治安悪化は、約25万人を避難させ、人道支援に深刻な支障をきたしている。この州では、2020年7月時点で、約31万人が深刻な食料不安に陥っていたと推定されている。
2020.7 厳しい局地的食料不安
主食穀物の生産不足
・昨年に引き続き、降雨不足により2020年も南部における穀物生産が平年以下になると予測されており、当該地域の厳しい食料不安の状況が続くとみられている。
・2020年1月から2月期に、国全体で、200万人近くが食料不安にあったと推定される。
2020.3 厳しい局地的食料不安
サイクロンによる被害と生産不足
・2つの大きなサイクロンの影響と厳しい乾燥気候が、中部および南部のいくつ
かの州で食料不安を増大させた。
・全体で、約170万人が食料危機にあると推定される。
2019.12 厳しい局地的食料不安
サイクロンによる被害と生産不足
・2つの大きなサイクロンのインパクトと深刻な降雨不足により、中央および南部のいくつかの州で食料不安が増加している。合計で、推定190万人が食料不安であると推定されている。
2019.9 厳しい局地的食料不安
サイクロンによる被害と生産不足
・2つの大きなサイクロンのインパクトと深刻な降雨不足は、南部と中部のいくつかの州で食料不安の極端な増加を招いている。
・全体で、約165万人が食料危機にあると推定された。
2019.7 厳しい局地的食料不安
サイクロンによる被害と生産不足
•2つの大きなサイクロンのインパクトと深刻な降雨不足は、南部と中部のいくつかの州で食料不安の極端な増加を招いている。結果として、2019年1月から3月にかけ、200万人近くが食料危機にあると推定された。
•穀物生産は2019年に減少し、農家世帯への食料供給を減少させることが予想される。一方、価格の高騰が食料へのアクセスを減少させている。
2019.3厳しい局地的食料不安
局地的な生産不足
・降雨不足により、南部と中部のいくつかの州では生産不足である。結果として、2019年1月から3月にかけ、200万人近くが食料危機にあると推定された。
2018.12厳しい局地的食料不安
荒天の影響と局地的な生産不足
・降雨不足と害虫の発生により、南部と中部のいくつかの州では生産不足である。結果として、180万人が食料不安に直面する。
・国レベルでは、2018年の穀物生産量の増加が予想される。
2018.9厳しい局地的食料不安
荒天の影響と局地的な生産不足
・乾燥状態と害虫により、南部と中部諸州において生産は不足している。結果として、89万1,000人が食料不安に直面しており、主として中心部のテテ州と南部のガザ州に居住している。
・国レベルでは、2018年の穀物生産は増加すると予想された。
2018.6厳しい局地的食料不安
荒天の影響
天候条件が不適なため2018年の穀物収穫は減少すると予想され、南部と中部のいくつかの州では2018年の食料事情は悪化すると予想される。
2018.3厳しい局地的食料不安
洪水および乾燥気候による局地的な影響
・2018年第一四半期に、食料不安に直面し人道支援を必要としている人は31万4,000人で、中部諸州に集中している。
・天候条件が不適なため2018年は不作と予想され、南部と中部のいくつかの州では食料事情が悪化する予想。