「世界食料デー」月間プレイベント講座
~世界食料デーの前に知っておきたいこと~
【日時】:2022年8月4日(木)19時30分~21時
【形式】:オンライン開催
【参加費:無料
【申し込み】:https://forms.gle/DT6wzYGVyQYpJw4Z6
【申し込み締め切り】:8月4日(木)13時
主催:「世界食料デー」月間呼びかけ団体(アフリカ日本協議会、ハンガー・フリー・ワールド)
10月16日の世界食料デーをきっかけに飢餓や食料問題について考え、解決に向けて一緒に行動する1ヵ月「世界食料デー」月間のプレイベントとして、連続講座を開催します。
2022年の報告書のなかで、FAOは2021年の飢餓人口が最大8億人に達したと発表しました。世界各地ではここ数年だけを見ても、サバクトビバッタの襲来から新型コロナのまん延による食料生産や流通網の分断、異常気象による干ばつや洪水の発生、そして紛争による広範な影響に至るまで、途方にくれるほど食料の課題が山積しています。一方、グローバル化し複雑に絡み合った食料システムは、私たちの今日の食卓が、いつどのように世界の影響を受け、また影響を与えているのかを見えにくくしています。
この連続講座では、食卓に欠かせない3つの食材に焦点をあて、食の現状を学ぶとともに生産、流通、消費の仕組みと食の課題について考えます。第1回は、長くアフリカを中心にイモ類の研究をされてきた東京農業大学教授の志和地弘信さんをお招きし、今年はじめに起きたフライドポテト不足から、グローバルに広がる食料システムの課題とより持続可能で地域に根差した食のあり方についてお話しいただきます。
講師:志和地弘信さん(東京農業大学教授、常務理事)
講師プロフィール:1986年にJICA専門家としてネパールに派遣後、国際熱帯農業研究所研究員(在ナイジェリア)、東京農業大学宮古亜熱帯農場長、国際協力センター長等を経て、2018年から学校法人東京農業大学常務理事。専門分野は作物学、開発学。主な研究テーマは熱帯原産イモ類の生理生態学的研究。論文・著書 に 「アフリカのイモ類」 「熱帯農業と国際協力」 「熱帯作物学」その他ヤムイモ関連の論文等多数。
「世界食料デー」月間とは:
10月16日の世界食料デーをきっかけに、飢餓や食料問題について考え、解決に向けて一緒に行動する1ヵ月です。日本では2008年から「世界食料デー」のある10月を「世界食料デー」月間とし、日頃から飢餓や食料問題の解決に向けて活動するNGO/NPO、国連機関が共同で情報発信を行っています。飢餓や食料問題についてわかりやすく伝えるチラシの配布やウェブサイトの運営、誰でも気軽に参加できるイベントの開催などを行っています。
地球上で生きるすべての人が誰ひとりとして取り残されることなく、今、そして数十年、数百年後の未来でも持続的に「みんなで食べるしあわせを」共有できる社会をめざし、心身を健康に維持するためのカロリーや栄養素としてだけでなく、食べる楽しみや、文化、宗教、環境、主権など「食」の多様で重要な側面を包含するものと捉えるとともに、生産、加工、流通、消費、廃棄などの過程に目を向け、私たちが毎日食べているものが世界の環境・社会・経済と大きく関係していることについて考えます。