グローバル・ファンド新事務局長ピーター・サンズ氏と市民社会との対話を開催

4月24日、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の新事務局長ピーター・サンズ氏の来日にともない、エイズ・結核・マラリアを中心に保健分野で国際協力活動を行う市民団体とグローバルファンドとの対話が、アフリカ日本協議会主催、公益財団法人日本国際交流センター共催により開かれました。市民団体からは、10団体12名が参加しました。

冒頭のスピーチでサンズ氏は、市民社会が届きにくい声を届け、現場と政策のかい離や、それに対する現実的な解決策の提案などを通して、グローバルファンドがこの難題に挑み成果を出すために重要な役割を果たしているとし、市民社会から学べることは多く、今日の議論にも期待していると語りました。続いて、市民社会側よりまず4名が発言し、結

核・マラリア対策に関する多剤耐性結核の薬剤へのアクセスや経済発展が進む国における支援からの卒業、および卒業に向けた移行期の対策、メコン地域でのマラリア対策、非感染性慢性疾患との関連性などについて、質問が寄せられました。サンズ氏は薬剤に対する耐性や価格と質の問題、調達と供給を含むアクセスの課題、効果的なマラリア対策や三大疾病以外の健康問題などを1つ1つとりあげ、グローバル・ファンドとしての認識と今後の方針について説明しました。第2部では、HIV/エイズ、ジェンダー、ユースの分野で活動する参加者より質問があり、1国ベースではなく多国間での対策などに有効な触媒的投資(Catalytic fund)について、また、女性や若者たちに関連する活動について議論されました。
サンズ事務局長のほか、同ファンドより参加したクリストフ・ベン渉外局長、国井修戦略・投資・効果局長もそれぞれの質問に対して熱心にご発言いただき、予定された60分間を10分超過して閉会しました。

※グローバルファンドとは:中低所得国の三疾病(エイズ・結核・マラリア)対策のために資金を提供する機関として、2002年1月にスイスに設立されました。G7を初めとする各国の政府や民間財団、企業など、国際社会から大規模な資金を調達し、中低所得国が自ら行う三疾病の予防、治療、感染者支援、保健システム強化に資金を提供しています。(グローバルファンド日本委員会HPより