TICAD7(2019年8月、横浜市で開催)に向けた市民社会の取り組み

TICAD7会場に向けて歩くアフリカ市民社会代表団メンバーたち

2019年6月には、TICAD7の準備会合としてエチオピアの首都アディスアベバのアフリカ連合本部で開催された高級実務者会合(SOM:Senior Officials Meeting)に参加。アフリカ各地から参加したアフリカの市民社会の代表とともに、TICADの基本方針や成果文書の改善案を提出し、一部が反映されました。

また、外務省との間では、日本のNGOと4回にわたって直接対話を行いました。各回20団体前後におよび団体がTICADの在り方や成果文書について提言を行いました。また、本会議への参加登録に関する市民社会セクターの「コンタクト団体」となり、国内外500人以上の登録や情報提供、席数の限られた本会議の参加者調整等を行いました。

エイズ問題に取り組むアフリカの市民社会リーダーたちがTICAD7の機会に木谷昌彦・外務省国際協力局参事官(当時)に要望書を提出

さらに、TICAD直前には横浜にてシンポジウム「ここから始まるアフリカ」を開催。アフリカから来日した10名以上のNGOの活動家、日本に住むアフリカン・ルーツの人々や、その他参加者の皆さんと新たな協力の可能性を模索しました。TICAD7終了後からは、Afri-Can参加団体や関係機関へのヒアリング、アンケート調査等を実施し、成果を検証しました。「市民ネットワーク for TICAD」は、TICAD7に向けた活動を総括したうえで2020年1月に解散し、同時に、これにかわって「TICAD NGO連絡グループ」が発足しました。