企画案内「グローバルサウスとグローバルノースの連携を考えるワークショップ」

JFFネットワーク(持続可能な開発資金枠組み達成に向けた市民社会ネットワーク)主催ワークショップ(2月16日午後3時~5時)

メキシコの市民社会リーダー、エミリア・レジェスさんをお招きして

グローバルサウスとグローバルノースの連携を考えるワークショップ

◎日時:2月16日 午後3時~6時
◎場所:新橋駅前ビル1号館6階609号室 The Point 新橋「エミール・ガレ」

 ・行き方:JR新橋駅東口(汐留口・銀座口)を出て正面にある銀色のビルの6階
◎形式:対面でのワークショップ(オンラインはありません)
◎定員:24人
◎言語:英語(英語・日本語の通訳はつきません)・日本語
◎申込:以下の申込フォームに所定の事項を入力し送信してください。
 申込フォーム:こちらhttps://forms.gle/Z4A2Y7VTBrmyWA189

◎問合せ:JFFネットワーク(持続可能な開発資金枠組み達成のための市民社会ネットワーク)
 共同主催団体:国際協力NGOセンター(JANIC)、アフリカ日本協議会
  メールアドレス:「 [ ] 」をとってコピー・ペーストして送信してください。
   JANIC janic-advocacy[@]janic.org(担当:柴田・堀内)
   アフリカ日本協議会 ajf.globalhealth[@]gmail.com(担当:稲場)

世界は新たな多国間秩序への移行期に差し掛かりつつあります。2025年から、国連は制度的危機に直面しており、米国は60以上の国際機関からの離脱を発表しました。国際秩序は本来「(人々の)権利に基づく」ものであるべきですが、これは「『ルール』に基づく秩序」に換骨奪胎されています。ガザ情勢をめぐる国連安保理決議2803(トランプ米大統領の「ガザ紛争終結のための包括的計画」を承認した決議)の採択や「平和評議会」(”Board of Peace”)の設立は、国連の実質的機能不全を示しています。グローバル・ノース諸国は国際司法裁判所の「暫定措置」や国際刑事裁判所の逮捕状を完全に支持する立場に立たず、国際規範を弱体化させています。

★こうした権力構造の中で、グローバル・サウス諸国は深刻な資金流出と債務危機に直面しています。不正な資金流出は数兆ドル規模に達し、債務返済のための支出は南側諸国の国家予算の平均38%に及んでいます。世界貿易機関(WTO)や国際金融機関(IFIs)は富裕国に有利に機能し、知的財産制度はグローバルサウスの技術開発を制約し、ODAの0.7%拠出は未達のまま放置されています。推計によれば、グローバル・ノースからグローバル・サウスへ1ドルが流入するごとに、30ドルが逆流しているとされています。

★日本を含むグローバル・ノース諸国の市民社会は、自国政府や企業が現行の国際秩序においてどのような役割を果たし、グローバル・サウスへの構造的不平等をどう再生産しているかについて、十分に問い直してきませんでした。G7メンバー国であり、国際金融機関への主要出資国でもある日本は、こうした権力構造の一翼を担っています。本ワークショップは、日本の市民社会が自らの位置性を批判的に検討し、変革の主体として何ができるかを探求する場として企画されます。

3時間のワークショップでは、以下の導入質問(leading questions)を掘り下げていきます。

1.新しい多国間秩序への移行を示す構造的要因とは何か
2.グローバルノースのアクターの現在の地政学的課題における責任は何か?
3.グローバルノースのアクターの位置付けから体系的変換に影響を与えるために何ができるか?

<プログラム>
15:00 – 15:10 開会 JFFネットワークより開催挨拶
15:10 – 15:25 映像上映 Episode 4: 「The Menace of the Golden West」(Rise Up Series) https://www.youtube.com/watch?v=jl-MFENjsh4&t=2s
15:25 – 16:10 プレゼンテーション 「現在の地政学的課題におけるグローバル・ノースの責任」エミリア・レジェス氏
16:10 – 16:30 質疑応答 参加者とレジェス氏での質疑応答
16:30 – 16:45 映像上映 Episode 5: 「Delinking Part 1: The origins of the Beast」(Rise Up Series) https://www.youtube.com/watch?v=n9MFvBSdxBU
16:45 – 17:15 グループ討議 小グループ
17:15 – 17:45 全体共有 各グループ報告者
17:45 – 18:00 閉会 エミリア・レジェス氏/主催団体

<講師:エミリア・レジェス氏

エミリア・レジェス氏

エミリア・レジェス氏はメキシコの市民活動家で、グローバル・サウスの市民社会の立場から、ジェンダー平等、気候変動対策、開発資金・債務問題などについて国際的に活動しています。国連のSDGsプロセスへの市民社会・コミュニティの参画枠「メジャー・グループとその他のステークホルダー」調整メカニズムの副議長を務めたほか、国連の各種プロセスに市民社会を代表してメキシコ合衆国代表団の構成メンバーも務めています。メキシコの市民社会団体「ジェンダー平等:市民・労働・家族」の「平等と持続可能な開発のための政策・予算プログラム・ディレクター」を務めています。