密猟防止に向けたアフリカ支援を中国は再び言明

密猟防止に向けたアフリカ支援を中国は再び言明

2019年4月8日 Deogratius Kamagi, The Daily News

The Daily Newsが配信した記事の英訳を、AJFが翻訳・紹介するものです。
引用などする際には、原文を確認して下さい。

China reaffirms support to Africa on anti-porching

 

中国は、現在および将来世代の発展のために持続可能中な形で野生生物を確保するために、アフリカ諸国による密猟対策イニシアティブに対して全面的な支援の継続を表明した。さらに、密猟や象牙を含む狩猟の記念品の違法取引に関わった中国人に対しては決して支援しないことを確約している。

 

中国国家森林草地管理局(NFGA)の長官であるMeng Xianlin氏は、週末にかけて声明を発表し、中国政府もアフリカにおける密猟の影響に懸念を示していると述べた。

 

「私たちは密猟を終わらせるために、タンザニアを含むアフリカ諸国によるイニシアティブを支持しており、持続可能な発展のために密猟を減少させるように一緒に働き続けるでしょう」と彼は言った。

 

共同プロジェクトの実施にあたり、中国はタンザニアを含むアフリカの開発途上国への様々なワークショップ研修、人材交換プログラム、資金援助を行っています。

 

「このプログラムは、これまでにタンザニア、ケニア、マラウイ、エチオピア、ウガンダ、モザンビーク、ザンビア、ジンバブエ、ガーナ、ナミビア、南アフリカ、ボツワナで実施されてきました。」と彼は言った。

 

高等官は中国の象牙の巨大市場の存在について非難し、違法取引とゾウの密猟を終わらせるための努力の一環として、厳格な法律が制定されていると述べた。けれども彼は、アフリカ諸国に対し、密猟に対する強力な対策、優れた計画、政策および戦略を継続して実行するよう要求した。

 

NFGAの法執行部長Wu Zhongze氏は、中国は野生生物の違法取引との闘いを強化するために異なる部門の協力でプロジェクトを拡大し、25の中央レベル機関が参加したと以前語っていた。

 

「中国は、密猟に関連する犯罪で逮捕および起訴された国民を支援することはない。私たちは彼らに法律に向き合わせるだけである」と彼は主張した。

 

中国人女性のYang Feng(象牙の女王)が130億タンザニアシリングの価値のある860頭分の象牙を密輸した罪で、今年2月に有罪判決を受けて禁錮15年の刑を言い渡されたが、彼ら2人の声明はそれから一ヶ月も経っていないときに行われたものだ。

 

2015年9月に1年間の捜査の末にダルエスサラームで逮捕された象牙の女王は、彼女の2人のタンザニア人共犯者、Manase Julius Philemon とSalivius Francis Matemboと共に実刑を言い渡された。