農村社会における『過剰な死』の影響について

2004年 第5回 食料安全保障研究会公開セミナー 案内

日時:2004年11月13日(土)12:30-14:30
会場:東京外国語大学本郷サテライト 4階セミナールーム
講師:島田周平氏(京都大学アフリカ地域研究資料センター教授)

内容:
ザンビアの農村部では、1990年以前ほとんどHIV/エイズ患者はみられなかった。それが1990年代後半以降農村部でも広く見られるようになり、農業生産のみならず農村社会に様々な影響を与え始めたといわれている。農村部に行くと、人々にとって重要なことは死の原因がHIV/エイズによるものかどうかではなく、死そのものの多さにあるようにみえる。1992年以降継続的に調査している一農村で観察した事例を参考に、「過剰な死」が農業生産や農村社会に与えているインパクトについて考えてみたい。

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