アフリカ・インサイト訪問記

『アフリカNOW』109号(2017年12月31日発行)掲載

執筆:中野 智之

私は2017年8月29日から9月20日までの3週間、韓国のルター大学(Luther University)に交換留学生として滞在した際、アフリカ・インサイト(Africa Insght)代表のホ・ステーブン・ソンヨンさんを訪ねました。

ホさんとお会いしたのは、アフリカ・インサイトが運営しているアフリカ雑貨店のアフリカ・スクエア(AfricaSquare)。ソウル市の中心部の市庁駅から地下鉄2号線で9つ目のトゥッソム駅から徒歩5分程というアクセスの良い場所に店を構え、10㎡ほどの広さの店内にアクセサリーから衣類、置物など、幅広い商品が販売されていました。ほとんどの商品はケニアなど、アフリカの数カ国にある提携先の業者から仕入れているとのことでした。

ホさんとの会話で興味深かったのは、近年多くの人々がアフリカ諸国から難民としての庇護(ひご)を求めて韓国に入国しているが、韓国政府が難民として認定しないため、数千人を超える人々が劣悪な状態での生活をしているということでした。この現状を受け、アフリカ・インサイトでも調査を始めたそうです。日本で暮らすアフリカにルーツをもつ人々が安心して生活できることをめざしたAJF在日アフリカ人チームのメンバーとして、アフリカ・インサイトの難民支援活動を注意深く見守っていきたいと思います。


アフリカNOWリンクバナー