アフリカと世界の食べものの危機を考える
2013年2月28日発行
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目次
アフリカと世界の食べものの危機を考える
座談会:「飢餓を考えるヒント」から「食べものの危機を考える」へ 渡辺直子、儘田由香、勝俣誠、津山直子、斉藤龍一郎 p.3-12
資料1:『飢餓を考えるヒント』No.1~No.4 内容紹介 p.13-14
資料2:2012年に実施した連続公開セミナー「食べものの危機を考える」の案内文 p.15
学校を拠点とした地域菜園活動~南アフリカ・クワズールーナタール州での実践 平林薫 p.16-17
食料を作る人と食べる人がつながるために~『農業・農村開発のための農産物流通ハンドブック』を読んで 宇野春香 p.18-19
栗田禎子さんに聞く2:南スーダンの独立~歴史的背景と今後の展望 p.20-23
AJF事務局から会員の皆さんへ-ひとつの結び目として/活動日誌 裏表紙
※特集について
2008年の世界的な食料価格の高騰は、アフリカにおいても特に貧困層や都市部の住民に深刻な危機をもたらし、現在でも食料価格は高止まりの傾向が続いている。AJFはこの年から、日本国際ボランティアセンターとハンガー・フリー・ワールド、明治学院大学国際平和研究所とともに連続公開セミナーを実施。現在までの5年間で23回のセミナーを開催し、『飢餓を考えるヒント』No.1~4を発刊してきた。この活動は、食料価格の高騰の背景とそれがアフリカに及ぼす影響を考えることを糸口にして、量的には足りているはずの食料が必要な人々に届かないのはなぜか、食料の生産者と消費者をどのようにつないでいくのかを問い続けるものでもあった。安心・安全・おいしいものを十分に食べられることは、人々の尊厳の基本をなす権利であり、食料をめぐる課題は、アフリカと日本、そして世界においても共通するものとして捉えることができる。この視点から、現在の世界における食べものの危機の実態と、それを克服するための課題について考える。