素顔のアフリカ

イベント概要

  • 日 時:2007年2月17日(土)14:30~16:30
  • 講 師:金田トゥンカラ智子さん
  • 場 所:雑楽器カフェ ぱちか村

民族衣装、大きなイヤリング、満面の笑顔に真っ白な歯、もしくは腰巻きに槍!?
仕事の悩みに恋愛の悩み、家族の悩みに結婚の悩み、一見とても遠い存在に見える「アフリカ人」といえども、一緒に暮らしてみて見えてくるのはここ日本の私たちとなんら変わらない、あんな顔やこんな顔・・・。 西アフリカの主に都市部で彼女が出会った、現地のごく普通の若者たちの、将来の夢や恋愛話、就職活動やファッションの話など様々なエピソードに加え、ヨーロッパや日本など海外へ渡った人たちの暮らし、昨年末にオープンしたカフェバー&ギャラリーにかける思いなど…
アフリカへ旅立ってから現在までのアフリカとの関わりを、余すところなくお話していただきます。メディアには取り上げられない「素顔」のアフリカに、あなたも耳を傾けてみませんか?

講師プロフィール

金田トゥンカラ智子さん
東京生まれ。大学卒業後2年間のレコード会社勤務を経て、アフリカに呼ばれ旅立つ。
ガーナ→コートジボワール→セネガル→ガンビア→マリを歴訪。そこで出会った人々や出来事をメルマガに綴り、カルト的人気を博す。現在は自由が丘でArt Cafe Bar & Gallery “SARABA”を経営。アートを通じてアフリカを含む様々な文化を発信している。

イベント報告

金田トゥンカラ智子さんに、ニュースでは流れない西アフリカ、セネガルの生活文化や人々の素顔についてお話をしていただきました。参加者は22名(お客様13名、ボランティア9名)で、大学職員の方から、金田さんと同じ職場だった方まで、多様な方々にお越しいただき、会場の高円寺ぱちか村はいっぱいになりました。

お話の内容ですが、まず、金田さんがアフリカに旅立つことになったきっかけに始まり、ガーナ、コートジボワール、セネガルへと渡っていった経緯、また、ダカール大学でフランス語講座を受けていた頃の様子、旦那さんとの出会いについて語っていただきました。

お話の合間には、プロジェクターを使って現地で撮影した写真をふんだんに見せていただき、工芸品を作る様子や、食事の風景、クラブの様子など、現地の生の様子を伝えていただきました。また、道行く陽気な人々を撮ったものもあり、金田さんのメルマガに出てくる陽気な人物についても語られました。日本に帰国してからのカルチャーショックについて、さらに金田さんの経営するお店“SARABA”のデザイン、お店のコンセプトや、セネガルに2号店を出すという未来像について語っていただきました。最後に、日本にいる我々が今アフリカに出来る事については、「ボランティア活動など個人で出来ることは沢山あるが、支援する対象としてでなく、一人の人間としての対等な立場に立つ個人として接することから始めよう」という言葉で締めくくりました。

その後、質疑応答の時間ではセネガルから密航した人が多数亡くなっていることについて「なぜセネガルの若い人々危険を犯してでも海外に行きたがるのか?」「海外に渡った人のなかで成功した人はいるのか?」など現地での体験を交えて答えていただきました。また「日本の男性とセネガルの男性の違いはどんなところか?」「最近のセネガルで変わったことは何か?」「セネガルでの雇用労働状態はどうなっているのか?」など、次々に質問が出され、会場の中から質問に答える人が現れるほど一体感があって予定終了時刻を越えても話足りない、まさに“宴もたけなわ”といった雰囲気でした。

アンケートから学んだことや講師に対するメッセージが寄せられましたので、一部を紹介します。

  • セネガルの人々の生活模様や、考え方などがとてもわかりやすく説明されていてとてもよかったです。(30代女性)
  • 楽しげな雰囲気と、質問などしやすい感じがとても素敵だと思いました。いつかSARABAにも行ってみたいです。またお話を聞かせてください。(20代女性)
  • 大きすぎない場所で和やかなリラックスした雰囲気でお話が聞けてよかったです。お店も素敵でした。(30代女性)
  • 自由に発言できる雰囲気がよかったです。アフリカの人の話を直接聞きたいです。(30代女性)

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