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象牙を手がかりに、アフリカ熱帯林が直面している問題と日本との関係を考える事業を開始しました。
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アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

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サンガ3か国保護区複合圏


以下の内容はこちらのPDFファイルを訳したものです。 TNS_WH.pdf

サンガ3か国保護区複合圏 世界遺産指定

未来の世代のための遺産

サンガ3か国保護区複合圏3か国とは
サンガ3か国保護区複合圏(以下TNS)はアフリカ中央部のさらに中心にあります。そこは中央アフリカ共和国(以下RCA )、カメルーン共和国、コンゴ共和国が接する場所です。TNSの中心部にはサンガ川によってつながれた3つの国立公園があります。TNSは、3か国の国境をまたいだものとしては世界で初めての遺産登録地です。

25,000平方キロメートルを超える面積
TNSの中心部にあるのは、RCAのザンガ・ンドキ国立公園、カメルーンのロベケ国立公園、コンゴのヌアバレ・ンドキ国立公園(合計7,542平方キロメートル)です。そしてこれらは17,880平方キロメートルの緩衝地域に取り囲まれています。緩衝地域には卓抜方式による熱帯林伐採区があります。そのため緩衝地域の多くの伐採区にはFSC(森林管理協議会)の認証が与えられています。

文化的価値
TNSは、その自然がもつ価値をもとに世界遺産登録への提案がなされました。この登録は、貴重な生態系の維持および、危機にさらされている生物多様性の保護を目的としています。しかしながらTNSの緩衝地域は、狩猟採集、漁業を生業とする地元住民と先住民の豊かな文化遺産を守っている場でもあります。TNSの熱帯林が手つかずでしかも豊かなままであることは、これらの共同体の文化存続と確実な生業維持のために、不可欠な要素です。

例外的な自然遺産地として
TNSは、アフリカ赤道地域でも人間活動がもっとも少ない地帯として、危機にさらされつつある生物多様性を保護する意味でも、重要な聖域といえます。TNSが果たすこのような役割は、マルミミゾウ、ニシローランド・ゴリラ、チンパンジーのような魅力的な大型動物種にとっては必要不可欠です。提案されたこの世界遺産地は、他の多くの保護地域とは異なり、断片的に遺された森林地帯ではなく、もっとずっと広大に展開する原生林地帯であり、生態学的に健全に機能している地域を統合した景観地です。こうした地域は、世界レベルにおいても、ますます貴重で意義深くなってきている場所なのです。

サンガ川の水系とつながる多様な湿地性草原(バイ)はここにしか見られないものです。そこに存在するミネラルに富んだ土壌とタンパク質の豊かな草本類は、驚くべき数の多種多様な動物を引き寄せます。100頭以上のマルミミゾウが同時に集まる場所は、こうした湿地性草原をおいてほかにありません。場合によっては、ボンゴ、シタツンガ、アカスイギュウ、モリイノシシなど他の種類の大型哺乳類とも一緒になるのです。湿地性草原のなかにはまた、ゴリラの複数の集団を同時に引き寄せる場所があります。別の湿地性草原は、何千羽ものオウムと/あるいはハトのねぐらになっています。こうした湿地性草原は、他に例を見ないような、社会的・遺伝的交換の中心地になっているのです。

生物多様性
TNSの持つ自然的価値の中で重要なのは、ひじょうに広大な全く手つかずの原生の森林景観のなかで、生態系が健全に機能しているという点であり、進化の過程が現在進行中だという点です。熱帯林、地上性草本類地帯、湿地、保全にはたいへん重要な多様な湿地性草原(バイ)といったさまざまな生息環境が、景観全体でつながりあっているのです。こうした生息環境は、大型捕食動物や希少種、絶滅危惧種を含む動植物全体の生存を可能にしているのです。

                             
独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施する「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」の一環として、このページを作成・公開しています。

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