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2005年9月よりアフリカ理解促進事業の一環として「アフリカひろば」を開催しています。これまでに「在日アフリカ人」シリーズ、「アフリカ・ミクロ話」シリーズなどを開催しました。
AJFは、アフリカを知る、触れる、考える機会を提供するために、「アフリカひろば」を随時開催しています。
◎東アフリカに位置し、アフリカきっての観光地も多いケニアでは、適切な医療サービスを享受できない、社会的に脆弱な人びとが未だ数多く存在します。なかでも厳しい環境下に置かれているのは、障がいを持つ子どもたちです。彼らは社会全体を取り巻く貧困、保健システムの未整備といった構造的な問題を背景に、満足のいく医療ケアを享受できていません。
◎今回の「アフリカひろば」では、13年以上に渡りケニアで医療支援活動に従事し、現在は臨床医として障がいを持つ子どもに対する支援活動を行っている、公文和子さんをお迎えし、障がいを持つ子どもとその家族を対象とした支援事業の内容や、活動に至った経緯をお話頂きます。
◎公文さんはこれまで小児科医として、日本、シエラレオネ、カンボジアを経て、ケニアに深く根を下ろし活動を行ってきました。そして2014年、かねてから継続的な支援の必要性を感じていた障がいを持つ子どもとその家族に対する支援を行うための組織「シロアムの園」を創立、彼らと共に歩むことを決意しました。
◎13年間に渡りケニアで活動を続けた公文さんは、なぜ障がいを持つ子どもに対する医療の枠を超えたトータルケアを行う決断を下したのか。支援にあたりどのような課題があるのか。彼らを取り巻くケニアの保健システム全体の問題は何か。彼らに今後どのような支援が必要とされるのか。公文さんのこれまでの活動の道のりを振り返りながら、ケニアにおける医療とその「裏舞台」を学び、障がいを持つ子どもに対する支援の在り方について、共に考えてみましょう。
北海道大学医学部卒、博士号取得。英国リバプール熱帯医学学校にて修士(熱帯小児医学)を取得。シエラレオネ、カンボジアでの病院勤務を経て、2002年より現在までケニアで活動。国際NGOでの医療活動やJICA(国際協力機構)専門家、NGO「チャイルド・ドクター・ジャパン」の共同代表を務めた。この間、国レベルにおけるドナー間の調整、保健システム強化から、現場レベルでのHIV/AIDSに関する人材育成、クリニックでの臨床診療、スラムにおける公衆衛生プログラム等を実施。2014年よりかねてから心を寄せていた障がいを持つこどもとその家族を対象にした療育支援を行う施設「シロアムの園」を創立。
シロアムの園は、ケニアの教会である「コイノニア・ミニストリー」 の一つの事業として、ケニアの障がいを持つ子どもやそのご家族にとって必要なこと、大切なことを、その人まるごと受け入れて、総合的なケアを行うことを目指しています。「障がい児」とひとくくりにしても、それぞれのニーズも状況も違います。ひとりひとりの既に持っている能力を大切にしながら、それぞれの違ったニーズに寄り添っていきたいと思っています。
ウェブサイト:シロアムの園
最新情報はFacebookで: https://www.facebook.com/thegardenofsiloam.org.jp?fref=ts
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