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2005年9月よりアフリカ理解促進事業の一環として「アフリカひろば」を開催しています。これまでに「在日アフリカ人」シリーズ、「アフリカ・ミクロ話」シリーズなどを開催しました。
AJFは、アフリカを知る、触れる、考える機会を提供するために、「アフリカひろば」を毎月開催しています。今月から、映画に描かれたアフリカをもう一歩深く知ろうというシリーズです。
昨年から今年にかけて、アフリカを舞台にした映画が数多く上映され、アフリカに注目が集まっています。あまり知られていませんが、アフリカと向き合い、頑固にアフリカで映画を撮り続けているアフリカ人映像作家も多く存在します。
今回はその中の一人、カメルーンの若手映像作家、シリル・マッソ(Cyrille Masso)氏の2作品「ガラスの値段」「告白」を上映します。
「ガラスの値段」は、カメルーンの首都ヤウンデの巨大なゴミ捨て場で、ガラスの破片を売買しながら逞しく生きていく女性たちを撮影した珠玉のドキュメンタリーです。長期間かけて信頼関係を築き、撮影したからこそ引き出せた当事者の貴重な言葉や表情は、私たちに深く語りかけてきます。アフリカの映画監督ならでは、の映像です。 「告白」は、都市に生きる若者と麻薬の問題が主要のテーマで、若者の生活を内側を描いた劇映画で、国内外からの評価も高く、アフリカ最大の映画祭「FESPACO」で審査員特別賞を受賞しました。アフリカは農村ばかりではありません。アフリカの大都市では人々が急増し、多くの社会問題を生んでいます。この映画から、現代アフリカの若者が直面する苦悩、そして監督が描く希望も浮かび上がってきます。映画の力を信じる作家の熱意と、その力を必要としているアフリカの人々の思いが感じられる作品に仕上がっています。
上映後は、監督と交友も深く、アフリカ映画に精通した映像人類学者の分藤大翼(ぶんどうだいすけ)氏をお招きし、疾走するアフリカ映画産業の現在や、アフリカの映像作家の魅力など、余すところ無くお話しいただきます。ご期待下さい!
1971年カメルーン共和国・首都ヤウンデ生まれ。ヤウンデ大学人文学部に入学。父親の死や大学のストライキなどの出来事が重なり自主退学。ラジオ・テレビ番組の制作会社で経験を積み、1998年にフランス国立高等映画学院(femis)に入学。卒業後は、アフリカ出身の映画作家がヨーロッパを拠点に活動することが多い中で、カメルーンに帰国し、プロダクションMalo Picturesを設立。カメルーンを拠点にアフリカの人々を描き続ける姿勢を貫いている。
映像人類学者。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研修員。1996年よりカメルーン東部州の熱帯雨林でピグミー系狩猟採集民の調査研究に従事し、2002年より映画製作を始める。第1作「Wo a bele-もりのなか-」がSKY Perfect TV!や海外の映画祭において上映されている。2006年11月にはシリル・マッソ監督を日本に招聘し、京都と東京で上映会を開催する。また、今年開催されたアフリカ最大の映画祭「FESPACO」にも参加している。
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