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AJFが開催するイベント・セミナーの案内、報告です。質問、関連情報などをAJF事務局に寄せていただけるとうれしいです
3月18日(水)夜、青山の環境パートナーシップオフィスEPO会議室で、公開セミナーを開催しました。
志和地さんの講演は、図表、写真をわかりやすく使った興味深いものでした。
以下、講演・質疑の中で印象に残った点を紹介します。講演資料が必要な方は、AJF事務局へ連絡下さい。
【講演】
【質疑】
Q:ブルキナファソにいた。ブルキナファソでもコメの消費が伸びているが、競合しないのか?
A:西アフリカ諸国ではコメの消費が伸びている。これまでのところ、コメもヤムイモも市場に出回ると出回った分だけ売れているので、競合していないと言っていい。キャッサバは、市場に製品がだぶついてしまうことがある。白米が伸びると、ビタミン不足の問題が発生する。イモ類は、ビタミンやミネラルをたくさん含んでいるので、イモ類の生産増は地域の栄養改善にも寄与するだろう。
Q:ヤムイモ生産は誰にでもできるのか?
A:降水量や土壌の問題がある。降水量が年間1,200ミリ以上ないと生産できない。特定の灌木が生えているような土地でも生産できない。
Q:イモ類の商業生産が広がっているとのことだが、地域にはどういった影響を及ぼしているのか?
A:働く機会、収入機会が増えたと受け止められているようだ。
Q:降水量が少ない地域へ向かってヤムイモ生産が広がっているのはどうしてか?
A:ヤムイモを食べる人たちが移動しているのが大きい。移り住んだ土地でヤムイモを植えている。乾燥地に強いヤムイモ、栽培期間が短いヤムイモが選択されて栽培されるようになっているようだ。
Q:ヤムイモは輸送過程でかなり傷むと聞いたが、どうか?
A:ガーナあるいはナイジェリアの国内生産量と国内消費量を比較して損耗率が30%近いとの推計が出されたことがある。生産地で出荷されたヤムイモを追跡すると、国境を越えてマリやブルキナファソ、ニジェールなどへも行っている。こうした域内消費量を考慮すると、そんなには傷まないのではないか。
次回は、ネリカ米をテーマに行う予定です。
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