G7広島サミットに向けた「第1回保健作業部会会合」で国際保健に関する市民社会のポジションを表明

国際保健は、G7広島サミットの主要議題の一つです。5月に開催されるG7保健大臣会合に向けて、G7で打ち出す国際保健政策について検討するG7諸国政府の枠組み「G7保健作業部会」は、1月23-24日に第1回会合を開きました。第1日目には国際機関や民間財団、市民社会など21団体を招聘して意見を聞く「アウトリーチ・セッション」が開催されました。ここには日本の市民社会ネットワークとして「GII/IDI懇談会NGO連絡会」が招へいされ、代表を務める稲場雅紀(当会共同代表)が3分間、スピーチを行いました。

稲場はこのスピーチで、多面的な公衆衛生機危機の結果として生じたコロナ・パンデミックはまだ終わっておらず、世界は最優先で対応すべきということ、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)についても、より幅広く対応すること、パンデミックの時代においては、知的財産権など「知識資源の管理」のあり方が今までと同じで良いわけはなく、独占からグローバルな共有に向けて大胆に歩みを進めるべきこと、を主張しました。これからG7サミットに向けて数カ月、市民社会として政策提言を進めていきたいと思います。

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スピーチ内容


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