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国際シンポジウム
新たな国際目標(2030アジェンダ)とエイズ・結核・マラリア=日本から考える三大感染症の今後=
実施報告


 2015年10月27日、東京都千代田区にある「弘済会館」にて、アフリカ日本協議会、Malaria No More Japan、日本リザルツの共催で、国際シンポジウム「新たな国際目標(2030アジェンダ)とエイズ、結核、マラリア =日本から考える三大感染症の今後=」を開催しました。

 本シンポジウムは国際保健の潮流の中でユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)が主流化する中で、三大感染症をいかに位置づけるかを再検討することを目的としています。加えて、日本が今後、グローバルファンド増資準備会合やG7伊勢志摩サミット、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)など、開発や感染症に関する重要な会議を主催する中で、感染症を含めた国際保健のあり方を再検討し、国際保健支援の重要性と日本の果たしうる役割を広く紹介する場としました。

 本シンポジウムには、10月26日にアフリカ日本協議会が主催した国際市民社会ワークショップ「感染症対策とユニバーサル・ヘルス・カバレッジの相乗効果を探る」に参加した海外招聘者20名に加え、国際保健に関心をもつ市民や学生の方々、総勢106名が参加しました。紀谷昌彦・在南スーダン日本国大使館特命全権大使や、西本麗・住友化学株式会社代表取締役兼専務執行役員、田中剛・内閣官房企画官ら、官界・財界の方々や、杉下智彦・国際協力機構国際協力専門員など途上国の保健に取り組む専門家の方々の参加もありました。

冒頭、國井修・グローバルファンド戦略・投資・効果局長が三大感染症の現状及びグローバルファンドの設立経緯や同基金の三大感染症への貢献につき説明しました。また、三大感染症の終結に向け、戦略的な投資や効率的な資金投与、国際保健分野での相乗効果、ファイナンス、イノベーションが必要だと指摘しました。

基調講演「国際保健と三大感染症」:國井修氏
基調講演「国際保健と三大感染症」:國井修氏
(基調講演「国際保健と三大感染症」:國井修氏)

 続いてアフリカ南部のマラウイから来日したクララ・バニャ氏(HIVと共に生きる女性の国際コミュニティ・マラウイ支部(ICW Malawi Chapter)、GFANスピーカーズ・ビューロー)がHIV陽性者としての経験とマラウイでのHIV支援に関する現状と問題点を、アンジャリ・カウールMalaria No Moreアジア局長がマラリアという感染症と同NGOの役割、成瀬匡則・ストップ結核パートナーシップ日本理事は自身の結核体験談を語りました。

三大感染症の今①「当事者が語るエイズと共に生きること」:クララ・バニャ氏
(三大感染症の今①「当事者が語るエイズと共に生きること」:クララ・バニャ氏)

三大感染症の今②「マラリア制圧 支援戦略の構築」:アンジャリ・カウール氏
(三大感染症の今②「マラリア制圧 支援戦略の構築」:アンジャリ・カウール氏)

三大感染症の今③「結核」:成瀬匡則氏
(三大感染症の今③「結核」:成瀬匡則氏)

パネルディスカッション「三大感染症とSDGs:つながり、課題、見通し」では、4人の外国人登壇者より当事者や市民社会として三大感染症に取り組む契機や、ミレニアム開発目標の時期(2000年〜2015年)の取組みの現状及び現在の問題点、そして持続可能な開発目標が採択された現在、2030年を見据えてどのような展望をもっているかにつき説明いただきました。加えて、伊藤聡子・日本国際交流センター執行理事より、幅広い民間セクターの役割を活かし、グローバルファンドを公共財としてとらえ、三大感染症の終結に向けて最後まで取り組む必要がある旨言及されました。

パネルディスカッション
パネルディスカッション
パネルディスカッション
(パネルディスカッション)

 最後にフロアからは、気候変動と感染症の関係や、今後の日本の貢献の在り方についての質問がありました。また、家族をマラリアで亡くした女性から、マラリアの診断キットの信頼性や、感染症の診断体制についての問題点、三大感染症への資金供与に関し、いかなる指標を用いているのかなどについても質問がありました。

 今回のシンポジウムでは、逢沢一郎・衆議院議員(日本・アフリカ連合友好議員連盟幹事長、グローバルファンド日本委員会共同議長)より、「三大感染症対策は国をこえて至急に取り組まなければならない深刻な課題である。より多くの方にこの問題の意識を高めるものとなるよう祈念する」旨の電報もいただきました。

 持続可能な開発目標(SDGs)が採択され、国際保健分野でも普遍的な医療アクセス、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジが主流化する中で、今回のシンポジウムは三大感染症の重大性、三大感染症はまだ終わっていないことを印象付けるものとなりました。当会も、グローバルファンドの設立された2002年から、アフリカをはじめ、国際保健分野に積極的に政策提言を進めています。そのような意味で、当事者やNGO、財団、そして政府関係者も参加した今回のシンポジウムは、大変意義深く、効果的な政策提言となったと言えるでしょう。

 今後、日本では国際保健分野に関連する重要な国際会議が複数予定されています。「誰一人取り残さない」(Leave No One Behind)は、新たな国際目標となった「持続可能な開発目標」(SDGs)のスピリットです。当会も、このスピリットにのっとり、国際保健や感染症について、引き続き積極的な政策提言を続けてまいります。


 10月25日〜27日 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジと三大感染症対策のシナジー構築を目指して

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