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第三回 日本の伝統的自然観とアフリカの自然のあり方

2011年7月8日 セミナー第三回の記録を公開しました。 「日本の伝統的自然観とアフリカの自然のあり方」記録

日本人は古来より、自然やその風景をめで、また野生生物を身近な存在として扱うなど、元来より自然や生物を敬う民族であるといえる。ところが、ある時期より国外の野生生物やその一部を過度に利用するようになり、その生存が危機に瀕する状況にまで至った経緯がある。日本人によるそうした野生生物利用は、日本の伝統文化の一面ともいえるが、現代の地球規模での気象変動抑制を含めたグローバルな環境保全という文脈の中で、アフリカ熱帯林とそこに棲息する野生生物を事例にとり、日本人にいま求められていることについてみなさんと考えていきたい。

日時:4月20日(水)午後6時30分〜8時30分

会場:丸幸ビル2F・オックスファム会議室
 住所 台東区東上野1-20-6
 地図 http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/contact-us.html

参加費:500円(AJF会員・無料)

問い合わせ・参加連絡:AJF事務局 斉藤
 メール info@ajf.gr.jp
 電話 03-3834-6902
※ 会場・資料の用意のため、事前に参加連絡をいただけると助かります。お名前と緊急時連絡先(携帯電話・携帯メールなど)を知らせてください。

連続セミナー:アフリカの自然環境保全と日本人の伝統的自然観

アフリカは日本から遠い存在ではあるが、昨今アフリカへの関心は高まりつつある。

この連続セミナーでは、飢餓、乾燥、草原というイメージとは異なるアフリカ、これまであまり日本人には知られていないアフリカ中央部に広がる熱帯林の自然環境とそこに棲息する野生生物に関して紹介していく。

また当地域に居住する先住民・地域住民の伝統的生業形態や昨今の急変する生活状況および拡大・増加しつつある自然開発業や密猟などの現状をも報告する。

最後に、そうした情勢下のもと、アフリカ熱帯林の自然環境保全や野生生物保全は日本人にも無関係ではないという観点から、気候変動や地球規模での生物多様性保全の視点と、日本人の伝統的自然観や野生生物利用のあり方との連関について述べ、いま日本人に求められていることを伝える。

このセミナーは、アフリカの自然や野生生物、先住民、エコツーリズム、開発業、中国のアフリカ進出、アフリカ地域経済状況などに興味のある方のほか、日本の伝統文化・芸能や自然観にも関心のある方も対象とする。

講演者の西原智昭さんは、当地域(コンゴ共和国、ガボン共和国など)で、研究調査、野生生物保全、国立公園管理、環境保全などに20年以上にわたって携わってきた唯一の日本人である。

第一回 アフリカ熱帯林地域での自然環境と野生生物

講師の西原さん含めて13人というこぢんまりした集まりだったので、参加した人ほぼ全員が質問を出していました。

西原さんは、今回の帰国直後に遭遇した東日本大震災で電話が使えなくなってしまい情報の流れが断ち切られた状況を見て、日本とは比べものにならない不便なところで暮らしている経験をもとに、太陽光パネルと無線機を各地に配置して情報の流れを確保すればいいのにと語り始めました。

熱帯林を流れている川であれば水をすくって飲むこともできる、近隣を探せば食べ物も見つかる、という話を聞くと、都市生活のもろさ、便利さと引き換えになくしてきた「工夫の余地」の重要さを感じさせられました。

熱帯林には飢えはない、イモだけでなく葉っぱも食べるキャッサバで栄養十分、キャッサバの食べ方のバリエーションといった食べ物の話、熱帯林の歴史、熱帯林における樹木成長のサイクルという「自然」環境がつくられる過程が、質疑の中でより詳しく明らかにされました。

東南アジアや南米の熱帯雨林と違う「熱帯林(3ヶ月間、月間降水量が100ミリ以下)」であるアフリカの森に住む動物、虫の紹介、実際に暮らしている中で感じた「熱くない熱帯林」、ちょっとつらいかもしれない雨、汗を求めてやってくる虫たち、サファリ蟻の脅威など、どれをとっても興味深い内容でした。

1993年に、900年ほど人が足を踏み入れていない地域をまず国立公園に指定させる働きかけをやって、10年経ったら、周囲が全て伐採地区に指定されてしまい、国立公園の拡大を目指すどころか、伐採のために入り込んできた人々による野生動物の食肉化などの動きに対応する取り組みに追われている状況も伝わってきました。4月6日に開催する第2回セミナーでは、コンゴ共和国にとっての熱帯林伐採の意味、この地域に暮らしてきた先住民たちにとっての熱帯林伐採の意味、そして熱帯林伐採業に従事する人々の移入、伐採業者の実態などについて、報告を受けます。

熱帯林の「基石種」としてのマルミミゾウの存在による、植物の種子の拡散・発芽の促進、動物や鳥にとって必須ミネラルの供給源である熱帯林内の湿地拡大、ゾウ道ネットワークの話は、まさに最前線の調査・研究の成果を身近に感じる機会でした。そしてマルミミゾウの象牙を三味線の撥として使っている日本における需要が、マルミミゾウ密猟を引き起こしているのではないか、そのことを調べようとすると、ブラックボックスに突き当たる、ワシントン条約の保護対象となっているにもかかわらずきちんとした象牙の管理がなされているのか疑問、という現状報告に粛然とせざるをえません。第3回セミナーで改めて詳しく紹介されることになっています。

定住化が進む森の人々が、それでも乾季になると掻い出し漁や蜂蜜探しのために森の中へと入っていくという話しを聞きながら『森の小さな〈ハンター〉たち』に書かれたシーンや説明を思い起こしました。

第二回 アフリカ熱帯林地域での開発業と先住民・地域住民

4月6日(水)午後6時30分〜8時30分 参加費500円(AJF会員・無料) 会場:丸幸ビル・オックスファム会議室(環境パートナーシッププラザが当面、午後5時閉館になったため変更になりました)

第二回目は、アフリカ熱帯林地域での開発業の歴史、背景、現況について解説する。昨今の中国企業の進出とその環境保全配慮のあり方の現場情報も提供する。またこうした開発業が自然環境や野生生物に及ぼす影響、密猟など違法行為が起こる背景や要因、現実を伝える。こうした現実の中、先住民の生活やその周辺環境の急激な変化や、開発業や自然環境保全による地域住民への経済還元、とりわけエコツーリズムのあり方についても検討する。

講演者について:西原智昭さん

自然環境保全マネージメント技術顧問。コンゴ共和国北部Ndoki Landscapeで活動。WCSコンゴ所属
詳しくは以下のウェブページをご覧下さい
GCOE生存学創成拠点:西原智昭

主催:(特活)アフリカ日本協議会

問い合わせ:AJF事務局 斉藤
 メール info@ajf.gr.jp
 電話 03-3834-6902

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