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アフリカのHIV感染拡大原因はセックスではない?科学者らが疑問符

ロイター通信 2003年2月20日 By Patricia Reaney

【ロイター通信、ロンドン】アフリカのHIV感染拡大の主要原因は、セックスによる感染ではなく、医療現場での注射針や輸血ではないか、と国際調査団が木曜日語った。

この結果は広く認知されているアフリカでのHIV感染拡大経路と矛盾する物で、今後の対策に示唆を与える可能性がある。

ほとんどの科学者は、全世界4200万人とされる感染者の内3000万人がいるサハラ以南アフリカの成人感染者のうち、90%まではセックスによる感染と信じている。しかし、アフリカでのHIV感染データを検証したこの3ヶ国8人の専門家調査団は、成人感染者のうちセックスによって感染したものは3分の1あまりにすぎないだろうと予測している。チームによれば、感染した注射針の再使用など、医療現場での感染も主要原因と考えられると言う。

アメリカ・ペンシルバニア州の個人コンサルタントで調査団の一人David Gisselquist は、ロイター通信の電話インタビューに答えて語った。「セックスがアフリカでのHIV感染の90%をも占めるというのは、まず事実と合わない。ならば他の説明を考えてみる必要があるわけで、特に医療現場での感染というのが事実に近いと考えられるということだ。」

しかし、英国医学協会が発行する国際STD・エイズジャーナル(International Journal of STD & AIDS)に報告されたこの結果は、全ての科学者に受け入れられなかった。

計算が合わない

「感染した注射針や輸血が今日アフリカでのHIV感染の主要ルートだとする考え方は、現場での経験を無視した飛躍だ」と慈善団体アクションエイド・ケニアで保健プログラム長を務めるChris Ouma医師は言う。「ケニアでは、医療現場はほぼ安全になってきているが、HIV感染は拡大し続けている。」

しかし、世界保健機関ジュネーブ本部HIV/AIDS課のGeorge Schmid博士は、感染した医療用の注射針が感染経路となっているという説はもっともらしい、と言う。

「問題は、どれくらいの割合が注射針から感染しているかということだ。この件については関心を持っており、できる限りGisselquistらと協力して、事実を究明したい。」国連でHIV/AIDS対策を担当するWHOおよびUNAIDSは、3月13・14日にジュネーブで会合を開き、感染した医療注射針の使用について話し合う予定だ。

ジャーナルに掲載された3本の論評の中で、Gisselquist、フランス・パリ大学のFrancois Vachon、アメリカ・ワシントン州シアトル大学のDevon Brewerなどは、アフリカのHIV感染拡大は一般的な性感染症の拡大パターンに合致していない、と主張している。

例えば、ジンバブエでは1990年代、性感染症全体では25%減少したが、ハイ・リスク・グループの間でのコンドーム使用が向上したのにも関わらず、HIV感染は12%も増加した。

調査団は、HIVは異性間のセックスよりも感染した注射針の使用やHIVの混入した輸血の方が感染しやすい、と議論している。また調査でも、アフリカの性行動は、北米やヨーロッパなど、感染が明らかに低い地域とほとんど同じだとしている。

また調査では、母親が感染していないにも関わらず、HIV感染している赤ん坊がいることを確認し、こういったケースについては医療現場での感染を要因として疑っている。

「アフリカでは、複数の人に消毒なしに同じ注射針を使用する行為が、毎年数百万単位で行われています」とGisselquistは言う。

さらにGisselquist氏は、感染した注射針からの感染や輸血その他の医療現場での感染がHIV感染拡大に寄与しているという証拠は増えてきている、と言う。

出典: International Journal of STD & AIDS 2003;14:144-173.

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