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南アフリカ:地域ぐるみの医療への取り組みが人々の役に立つ

ラビサ(HLABISA) 5月31日(PLUSNEWS)

クワズール・ナタール州のHIV感染拡大は、いくつかの公共医療部門でHIVに感染した患者への適切な治療を提供できなくなるほど圧倒的である。この状況を解消する鍵は、地域ぐるみのヘルス・ケアだ、と地元の医療関係者たちがPLUSNEWSに語った。

ラビサ地区病院はクワズール・ナタール州の北部、ダーバンから200kmほどの所にあり、約8万5000人を対象としている。昨年の南アフリカ医療ジャーナルによる報告では、この病院の担当区域で少なくとも2万人がHIV陽性である。

匿名を条件にこの病院の医師が語るところでは、この病院は350床のベッドを備えているが、たいていの場合、ベッドの倍近くの患者を収容している。「いつも忙しいが、今はそんなに忙しくはない。」とこの医師はPLUSNEWSに答えた。

程良い気候になると多くの患者は外へ出る。緑の芝生は青い病院のパジャマをまとった人が点在し、木陰に腰掛けている。病院の中では、人があふれている男性病棟でメイズ、豆、カボチャの食事が出されている。

「我々はとても運がいい。なぜなら、治療器具があるからだ。しかし、主な問題として、全ての機材を扱うためには訓練されたスタッフが不足している。」とこの医者は付け加えた。

HIV抗体テストは、病院から1時間ほどかかる町エンパゲニへ送られる。多くの患者がテスト結果を知るために戻らないため、エンパゲニはテスト前後にカウンセリングを実施するカウンセラーの間で問題となっている。2週間ほど待たされることが長すぎると感じ、テストを受けることを拒否する人もいる。

クワズール・ナタール州におけるマラリアや最近のコレラの流行によって病院の人的資源、設備は限界に達し、ここ2年間の感染拡大の間のベッドの占有率は200%に達した。結核患者に対処するための、病院の特別部門が準備された。結核、マラリア、コレラはクワズール・ナタール州の風土病で、この風土病によってクワズール・ナタール州内のエイズを巡る状況は一層酷くなる。

エセムベニ(Ethembeni)治療センターの事業計画は、増加する一方のエイズ患者の治療に対応できない病院の回答である、とラナ・オットウエイ(Lana Oatway)エセムベニ治療センター部長は語った。

「この近辺の病院は満杯で、十分なスペースがないためだけの理由で、本来すべき患者への配慮ができない。」と彼女は付け加えた。

地方の公立診療所の看護スタッフは対立し、伝えられるところでは、HIV陽性者に対してただ道徳判断を提示するのみである。このような雰囲気でHIVに感染したことに引け目を感じるために支援を求めようとしない人々がいるところでは、このような態度は実りないものである、とオットウエイは語った。

エセムベニ(希望の場所)は治療費が手頃な地域に根ざした治療センターで診療所、病院と地域社会の橋渡しをしている。センターは工業都市リチャードベイ郊外にあるモンディ森林内に位置している。

訓練されたスタッフはカウンセリングの前後、生活様式管理セミナー、医師への相談の際にHIV抗体テストを提案する。30床のベッドによって強い医療への配慮を提示し、看護婦と医師をスタッフとして採用している。

オットウエイはインドの製薬会社にジェネリックの抗レトロウイルス薬を提供するように交渉している。3剤療法の値段(一ヶ月84USドル)はいまだ多くの患者にとって高すぎるのだ。

「我々にとって最も偉大な挑戦は、薬の処方に従うように教育することだ。」とオットウエイは語った。患者が治療を始める前に薬について教育するためにワークショップに参加することだ。

田舎社会における問題は、ズールーに古くから伝わる薬と抗レトロウイルス薬の「強力な組み合わせ」である。「ズールーの薬草使用が悪いことではないが、投薬量や材料の強さから、抗レトロウイルス薬との同時の服用には疑問がある」とオットウエイは語った。

エセムベニの患者の半数は、薬を買う余裕がないために抗レトロウイルス薬による治療を受けていない。患者は「エセムベニ制度」という総合的健康プログラムを実践している。

患者はチリペッパーを用いる薬草療法が体温を上げ、ニンニクが天然の抗生物質であることと同様に小さな区画でどのようにして多様な野菜が育つのかを教えられる。

「能力と綺麗な水があれば、地域社会へ戻ったとき患者たちはこれらのことを簡単に出来る。」とオットウエイは語った。

最初、HIV/AIDSに伴うスティグマのために、周辺の地域社会はセンターに対し敵意を抱き、存在を認めなかった。部族の権威(アマコシ)が働きかけエイズ教育を受け入れた。

アマコシは患者が病院から戻った後に地域社会が治療するための保健教育を選択した。教育者たちは学校や教会での訓練ワークショップを開催した。

Plusnewsが訪問したとき、一人の男性がセンターの青々と茂った庭陰に腰掛けていた。彼はセンターを出られるほどに回復し、家まで乗せていってくれるバンを待っていた。彼は握手し続け、「信じられない、とてもうれしい。」とつぶやいた。

オットウエイにとって、これこそが仕事をしていて最もうれしいことである。

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