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アフリカ・エイズ会議出席者たち、世界エイズ保健基金に「治療優先」を求める
第12回アフリカ・エイズ性感染症会議から

ワガドゥグ、ブルキナファソ 2001年12月

「治療薬のことを抜きにエイズに関わる討議を行うことはできない。治療薬をもたらさないのであれば、この世界基金とやらは、我々にとって何の意味があるのだ?」

第12回アフリカ・エイズ会議の全体会(Community Forum meeting)で行われた「UNGASSと世界基金の現状」と題された発表に対し、怒りの声を上げた参加者の一人としてトーゴの代表は、上記の質問をぶつけた。

エイズ・マラリア・結核と闘うための世界基金(The Global Fund on AIDS, Malaria and TB)は来月、公式に発足する。基金を発足させるための移行作業チームが設けられ活動を続けている。火曜日の午後、第12回アフリカ・エイズ会議全体会では、アフリカ諸国からの代表団に現状報告をするセッションが行われた。そして予想されたとおり、会場からは強烈な感情をむき出しにした怒りの声を含む反応があった。

セッション議長は、ソフィア・ムカサおよびママドゥ・ゼックであった。議長たちがこの間の経過と見通しを説明した。エイズ対策機関世界評議会(the International Council of AIDS Service Organizations;ICASO)のリチャード・ブレジンスキー(Richard Burzynski)氏が移行作業チームの一員として、基金の仕組み、12月13日・14日にブリュッセルで開かれた会合含む次の段階の作業および市民社会がどのようにして基金に関わりアドボカシーに参加するのかを説明した。

リチャード・ワミンビ氏は、すでに世界基金に提示する要請をとりまとめるために分野を越えて構成される特別委員会を設けているウガンダの例を紹介した。ウガンダのエイズNGOのネットワークであるUGNASOは、移行作業チームに2人送り込んでいる。

参加者の多くはウガンダの努力を見習うべき例としたが、一部の参加者は提示した質問に回答がないことに苛立っていた。「われわれの質問への回答がない。われわれは世界基金がアフリカ人にエイズ治療薬を供給するのかどうか知りたいのだ!」ことにフランスそして西アフリカ諸国の代表たちが強く治療薬供給を求めた。

アクト・アップ・パリから参加者が、発表者たち特にICASO代表に詰め寄った。彼女は言った。「世界基金設立と活動目的の明確化の責任を負う移行作業チーム(TWG)のメンバーは、治療実現を優先課題とすることを拒んでいる」。

その他、以下のような課題が出されている。

  • 基金受給国を決定する際の基準は何か(HIV感染率、貧困、etc)?
  • 各国政府機関およびNGOが基金へ競合する申請を出した際にどうするのか?
  • すでに活動している、あるいはこれから新たに設けられるイニシアティブへの資金拠出を行うのか?
  • どのようにして農村部のNGOあるいは周辺化された組織のプロセス参加を実現していくのか?
  • 新たな感染の大部分が発生しているアフリカに基金の多くを投入するのかどうか?

マラリア・結核をはじめとする他の課題、またマラリアや結核に苦しむ人びとの救済措置については、誰も質問を発しなかった。

世界基金めぐる討議に加わってきたTASOメンバーであるソフィア・ムカサ議長は、セッション参加者に対し、基金は治療薬を含む物資を購入することを求める条項を持っている、と語った。しかし、彼女は、購入に当てられる比率については知らなかった。リチャード・ブレジンスキー氏は、この基金が全てを解決するわけはないこと、世界基金以外にも資金拠出者は存在すること、そして資金供与基準を決定する作業は非常に込み入っていてまだ最終決定がなされたわけではないことを付け加えた。さらに彼は、「基金が実際に機能するようあらゆる努力をするのは」それぞれの国、組織の責任であると、と強調した。

彼は言う。我々がなし得る最大の後押しは、プロセスに参加し、最も重要と考える課題を提示し続けることである。国内的な委員会や、Break-the-silence、AF-AIDSと言ったインターネット上のフォーラム含むさまざまなフォーラムを通して、それぞれの国で働きかけを進めていかなくてはならない。

しかし会場の参加者たちは納得しなかった。世界基金は治療薬供給を優先課題とすべきだとのアピールが出され、ブリュッセルで予定されているTWGの会合でアピールが提示されることとなった。そのために、草案作成委員会が設けられた。

セッション後、とある代表団メンバーは、こう言った。「アフリカのエイズに注目している資金供与者が他にいるのであれば、そちらに予防のような活動への資金供与をさせればいい。我々はどんな病気であれ治療を必要としているのだ。我々にはマラリアや結核の新しい治療法も、エイズ治療へのアクセスも必要なのだ」。

HDN Key Correspondent Team

ICASA-2001

E-mail: correspondents@hdnet.org

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