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ザンビア:貧困とエイズが子ども達を路上へ

ルサカ 7月17日(IRIN)

小さなエドガーは、10歳の時に活気あふれる人口130万を誇る首都ルサカへ成功を求めて、ザンビア東部の母の小屋を離れた。

弱々しいが元気な子どもは、都会での生活がどのようなものか全く知らなかったが不安ではなかった。ルンダジで過ごした惨めな生活より悪くなることはないと考えていた。

そこでは、楽しみはほとんどなく、終わることのないいやな仕事があった。朝、バケツ数杯の水を500メートルほど離れた共同井戸から引きずって運んでから、夜、母親が作ったゆで卵を売っている近所の酒場が終えるまで、この少年にはほとんど休みはなかった。仕事がもたつくと、母親は彼のせいにして、鞭で叩くか、食事を出さないか、その両方を課した。

2年が過ぎ、エドガーは成功の探求をあきらめた。彼は中心のビジネス街で生活を一日を始める。そこで物乞いをしたり使い走りをしたりして、路上生活の厳しい現実を和らげるために吸うガソリンと接着剤を混ぜ合わせた、「グルー」を手に入れるために必要なお金を得ている。昼間は、街の中心を外れてストリートチルドレンを更生させるための活動をするNGOファウンテン・オブ・ホープへ、無料で配布される食事を求めて歩く。

幾度となく変化したエドガーの人生は、生き残るために必死な、ルサカの路上にたむろす、数千の子ども達を象徴している。その数は過去数年で著しく増加し、1991年の倍の75000人になった。

ストリートチルドレンの増加はHIV/AIDSの直接的な結果というのが、おおかたの見方である。多くの子ども達が片親ないし両親をAIDSと関連した合併症で亡くした後の貧困によって路上に追いやられていると、広く考えられている。保健省によると、ザンビアは1999年にエイズ遺児が52万人 いるが、この数は2009年には89万5000人、2014年には97万4000人に増加すると予測されている。

「おそらくストリートチルドレンの半数は孤児であり、これは急激に増加している孤児に対処すしようとする大家族への圧力が強まっていることを、示唆している。」と大臣は「ザンビアにおけるHIV/AIDS」と題されるレポートで語っている。

しかし、新たな実証が、HIV感染拡大が必ずしもザンビアのストリートチルドレン増加の主たる理由ではないことを暗示している。まず、75,000にのぼるルサカのストリートチルドレンの半分は孤児ではない。加えて、最近の研究により、ザンビアの親のいる子どもの運命も孤児のそれと何ら変わりないことが明らかになった。

「孤児とそうでない子どもの経済状態にたいした違いはない。孤児の75%は家庭が貧困線の下にあり、孤児でない子どもも73%が家庭が貧困線の下にある。」と政府による1999年の孤児と危機にさらされている子ども達の状況分析は指摘している。さらに「これらの問題(食料不足、貧しい保健、不適切な教育と寝具)は、孤児であろうとなかろうと全ての子ども達や地域社会のメンバーに影響を及ぼす。」とも明記している。

さらに、貧困だけが子ども達を路上に追いやる原因ではないことが認識されるようになっている。少なくとも、1日平均500人の子ども達に食事、教育、避難所を提供してきたファウンテン・オブ・ホープの経験ではそうである。

「貧困の他にも、心理的圧力を含めた多くの要因が子ども達を家から追いやっている。虐待から逃れるために去る子もいれば、仲間によって路上に追い出される子どももいる」とファウンテン・オブ・ホープ理事イマニュエル・ムカンダはIRINに語った。

ムカンダによれば、経済的要因以外の理由で家を去る子どもは、貧困によって路上生活を強いられた子どもよりも更生が困難である。「家から逃げ出した子どもは徹底的なカウンセリングを必要としている。他の、貧困によって路上生活を強いられた子どもは、比較的更生しやすい。基本的に必要な物があれば、主な問題は解決される。」とムガンダは語った。

たくさんの子ども達が心理的圧力により路上生活へと至っているという認識は、ファウンテン・オブ・ホープに逃げ出した子ども達の親へのカウンセリングを促した。「たくさんの親がここへ子どもを捜しに来て、我々は親子一緒のカウンセリングを試みます。時々、我々は親子の溝を埋めることに成功し、子どもは家に戻ります。」とムガンダは語った。

政府やUNICEFを含めたオブザーバーは、ザンビアの子ども達の貧困の大半がAIDSと関連していて、時には地域社会の効果的な介入を妨げている、と誤解している。彼らは孤児とそうでない貧しい子どもの窮状は概して類似しているが、それぞれに特有の要求は異なりうると主張している。

「心理面のサポート、人権の擁護、孤児としての明確な地位や疫学調査の対象とすることを考慮すると、孤児とその他の危機にさらされている子ども達を区別することに意味がある。」と政府による孤児と危機にさらされている子ども達の状況分析は記述している。

さらに、人口1000万人のザンビアには、エイズ遺児の苦境を軽減することが主な目的である19のNGOが存在する。極貧状態にある孤児でない子ども達の問題に熱心に取り組むNGOはほとんどない。けれども、極貧の子どもの問題はエイズ遺児の問題を越えていることを、社会が認識し始めている。

「地域社会は孤児の要求を注目し始めたが、彼らはすぐに、危機にさらされている子ども達、ことに極めて貧しい子ども達を含めた指標に再定式化している」とUNICEFは「AIDSによって孤児になった子ども達」というレポートで指摘している。

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