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エイズに対して、今こそ行動を

ニューヨーク(国連総合地域情報ネットワーク、IRIN)6月27日

国連本部地下、ここで反エイズ活動が醸成されている。この場所で、3日間に渡る国連HIV/AIDS特別総会に参加している市民グループの中でも、最も声高で、そして最も執拗な要求が作り出されている。

火曜日、小さな会議室に詰め掛けたキャンペーン・グループ連合は、西側政府と製薬会社がこの流行病との戦いの中で自らの責務を果たすようにとの要求を突きつけた。コインが入ったブリキ缶を振りながら、活動家達は繰り返した。「今、治療を」「錠剤はたった数ペニー。貪欲さは命を犠牲にする。」

世界治療アクセスキャンペーンは、問題が硬直していると考えている。問題は、国連の世界エイズ保健信託基金の資金調達とその運営、途上国が早急に調達できる廉価な医薬品がどの位あるのかといったこと、そして特にアフリカ諸国を苦しめている貧困、そういった事柄の中で堂々巡りを繰り返している。

コフィ・アナン国連事務総長は、4月に世界保健基金イニシアチブを開始した。アナン事務総長は、発展途上国でHIV/AIDS、結核そしてマラリアの看護、治療及び予防のために、豊かな国々が今後10年間に毎年70億ドルから100億ドルを拠出するよう呼びかけた。最初に表明され、かつこれまでに表明されたなかで最大の拠出額はアメリカの2億ドルである。ワシントンは、さらなる拠出を約束しているが、それがいつになるのかは明らかにしていない。オックスファムは、国民総生産を基にすれば、アメリカは年間40億ドル程度を拠出するべきだと主張する。そして、10年間ではなく、拠出は20年以上におよぶべきだと語っている。

とてつもない金額のように思われる。しかし、債務帳消しを求めるキャンペーン団体によれば、1億2千万の国民を抱え、国内のHIV感染率が増加する一途のナイジェリアでは、毎年の債務返済額は12億ドルに及ぶ。成人5人に1人がHIVに感染しているザンビアでは、毎年、1億7600万ドルを債務支払いに費やしているが、それに比べて、保健分野に割り当てられる予算は7600万ドルに過ぎない。アメリカが現在約束している2億ドルは、サハラ以南アフリカ諸国が債務返済のために支払っている額の1週間分に過ぎないのである。(詳細は、http://www.dropthedebt.org/home.html参照)

「完全な債務帳消しをしてほしいと思っています。私たちにきれいな帳簿からはじめる機会を与えてくれたときのみ、私たちは、世界がHIV/AIDS問題について真剣であると理解するでしょう」。治療実現を求めたキャンペーンでの会合で、ケニアのHIV/AIDSと暮らす女性達のための社会のシーラ・キブカはそう語った。

現在のところ、世界基金への拠出は5億ドルに過ぎない。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、7月に開催されるG8会合で期待される公約分を考慮に入れても、今年末までの拠出額は10億ドルに届かないことが予想されている。不足は、治療と看護に対する費用を削ることにつながる。

活動家達の懸念は、西側政府は、世界中でHIVに感染している3600万人に治療を行う事よりも、コンドーム配布やエイズ教育といった安上がりな予防プログラムの実施を好むのではないかということである。医療体制の不備や抗レトロウィルス薬による治療の複雑さは、発展途上国での予防中心の実施戦略を正当化するために、しばしば引き合いに出される。

しかし、アメリカに本部を置くヘルス・ギャップ連合はこう反論する。「エイズで死を迎えようとしている多くの人達は、医薬品を処方できる病院や診療所にかかることは出来ても、生命を救うことの出来る医薬品を手に入れることが出来ないのです」。HIVに感染した人が助かるためには、通常、1日2回、3錠の薬剤を飲み込むだけなのである。(詳細はhttp://www.globaltreatmentaccess.org/参照)

国連特別総会で、認識が高まったのは、治療と予防を組み入れた「総合的なアプローチ」が必要であるということだ。オックスファムの報告書では、次のように述べられている「患者を治療することは、感染を予防するために重要な役割を果たす。そして逆に、治療が受けられるとの希望は、感染者が診断とアドバイスを受けるための誘因となる。基金は、予防と治療のいずれをも含む様々な保健ニーズに対応できるようなものにするべきである。それと同時に、貧しい人たちが保健サービスにアクセスできるように医療設備や保健サービス体制の整備をも支援する必要がある。」

オックスファムの報告書はさらに「抗HIV治療薬は、主要製薬会社だけではなくジェネリック薬製造者をも含めた競争入札により調達されるべきである」と強調する。近隣諸国が集まって一括調達することも、価格引き下げにつながるだろう。特許権の独占に対抗するため、オックスファムの報告書は、各国が最も安価に医薬品を購入できるように、免許取得の義務化や並行輸入の実施を擁護している。

「私は、ほとんどのアフリカ諸国では、指導者達がHIV/AIDSの脅威を認識していると信じています。」キブカはIRINに語っている。「影響を受けるのは貧困層だけではありません。政府の人間だって同様なのです。」

彼女は、早急にしなければならないのは、始める事だと主張する。彼女は基金についてこう語る。「私たちはこういった官僚主義を黙って見ているわけにはいきません。始めましょう。村々には、キリスト教系の病院があります。医療設備が整っていないといった言い訳はつじつまの合わないものなのです。」

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