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途上国へのエイズ治療薬を値下げ 米製薬会社

ロンドン(ロイター) 2001.3.8

米国の製薬会社メルク社は7日、アフリカなど発展途上国に輸出するエイズ治療薬の価格を、これまでの値引き価格よりさらに40〜50パーセント引き下げると発表した。インド製の安価な複製品に対抗する措置と見られる。南アフリカでは、安価な複製品の輸入・製造を同国の法律で認めていることに対し、メルク社を含め欧米大手製薬会社が特許侵害だとして、法律無効の訴えを起こしたばかり。メルク社の動きは、この裁判にも影響を与えるものと注目される。

メルク社が値下げするのは、多剤治療法で併用される2つの治療薬。プロテアーゼ阻害剤クリクシバン(一般名インディナビル)は、患者一人の年間薬価を約6万円相当にまで引き下げ、逆転写酵素阻害剤ストクリン(一般名エファビレンツ)は年間薬価約7万円相当に下げる。同社のギルマーティン最高経営責任者は7日、「エイズがまん延する途上国の患者に救命薬が行き渡るようにしたい」と述べ、採算は度外視していることを強調した。

この動きについて、世界保健機関(WHO)のリデン報道官は、インド製の安い薬に対抗するためだと説明する。

インドの製薬会社シプラ社は先月、年間約4万円の薬を途上国に提供すると発表し、欧米の製薬会社に衝撃を与えた。欧米では、エイズ治療薬の小売価格は、年間100万円以上になる。

特に、エイズ被害が拡大する南アフリカでは、政府が安価な複製品の輸入・製造を認めていることから、メルク社を含む欧米大手製薬会社は、特許取得済みの治療薬の普及を妨げているとして、法律無効を求める訴訟を起こした。南アフリカ政府は、国民のために安価な薬は欠かせないと反論しており、メルク社の値下げは、裁判の行方をにらんだものとの見方もある。

WHOのリデン報道官は「メルク社の値下げで、他社も追随せざるを得なくなる。とにかく治療薬の価格が下がるのはよいことだ」と歓迎している。

エイズ治療薬の分野で世界最大のシェアを占める英国のグラクソ・スミスクライン社は先月、エイズ患者支援の非営利団体に、薬価を最大9割まで引き下げて提供すると発表しているが、メルク社の今回の動きに追随する見通しは今のところない。グラクソ・スミスクライン社もメルク社と同様、南アフリカ政府を訴える原告グループに加わっている。

一方、英国の貧困国救援民間団体「オックスファム」のエイズ活動家は、「純粋な値下げなら歓迎だが、特許保護のための手段だとしたら効果はない」と切り捨て、価格引き下げ競争に懐疑的な見解を示した。

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