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南ア特許権問題暗礁にのりあげるか

英フィナンシャル・タイムズ 2001年3月5日 プレトリア

現在、南アフリカ共和国では、政府が医薬品の特許権を無効にする権限を有するかどうかに判断を下す歴史的な裁判が進行中である。しかし、月曜日、この審理が、裁判所の司法権を逸脱しているかもしれないとの見解を裁判官が示したことで、その行方は混沌としてきている。

また、裁判とは別に、南部アフリカ開発委員会が、昨年、エイズ治療薬の大幅な割引を申し出た5社と初めて会談を持つことが判明した。

3月24日に予定されたこの会談では、現在、南アでの論争の中心となっているエイズ治療薬の価格を、最大で9割値引きするという申し出について話し合われる。

製薬企業40社からなる訴訟団は、南ア政府が1997年に改正された医薬品法を実施に移すことで、自分達の特許権を無効に出来る恣意的で、かつ憲法に違反する権力を手に入れようとしていると主張しており、このような南ア政府の動きを知的財産権に対する攻撃として反発している。

一方、月曜日、このような企業側の姿勢を人命よりも特許権を優先したものとして、何千人もの人が参加した抗議行動がプレトリアで展開された。また、ケープタウンやダーバンでも同様の抗議行動が行われた。

国際医薬品製造者組合のハービー・バレ代表は、「現在、問題となっているのは、南アで医薬品を手に入れられるかどうかといったことではない。活動家は、エイズや他の疾病に苦しむ患者達の治療が改善されるかどうかということよりも、政治的な得点を稼ぐことを目的としている」と述べた。

1998年2月、南アの全国医薬品製造者組合は、1997年の改正医薬法の施行を暫定的に禁ずる裁定を勝ち取っており、この裁定が、今回の裁判結果に大きく影響を及ぼしている。バーナード・ゴエペ裁判官は、この法案が議会で承認されたにもかかわらず、未だ施行されていない点をあげて、この訴訟が、同裁判所の司法権を逸脱しているかもしれないとの見解を示しているのである。

ゴエペ裁判官は審理の継続を約束している。しかし、彼のこの見解は、待ち望まれている判決が下されるのかどうかという点を不透明なものにしており、もし、そのようなことになれば、国際的な反発が予想される。今回の裁判は、特にエイズだけを対象としたものではないが、南アでのエイズ問題の大きさから、注目を集めるものとなっている。

抗議行動に参加していた一人は、「エイズ問題は、この裁判を人間の顔をしたものに変えた。この裁判は、もはや知的財産権や世界貿易機関の規定といった無味乾燥の議論を扱ったものではない。これは、何百万といった人々に購入可能な価格で、命に関わる薬を提供することができるのかどうかといった問題を取り扱っているのである。」と述べている。

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