Homeへ戻る特定非営利活動法人 アフリカ日本協議会:Africa Japan Forum

2005年9月よりアフリカ理解促進事業の一環として「アフリカひろば」を開催しています。これまでに「在日アフリカ人」シリーズ、「アフリカ・ミクロ話」シリーズなどを開催しました。


AJFの活動

あなたの寄付がAJFの活動強化につながります
AJFへの寄付について
テーマから探す:
事業から探す:
活動内容から探す:

第16回アフリカひろば
ガーナ独立から半世紀 〜今考える、アフリカのこれまでとこれから〜

3月24日(土)に行われたアフリカひろばVol.16「ガーナ独立から半世紀 〜今考える、アフリカのこれまでとこれから」の報告です。

まず第一部で、ガーナ独立の翌年に現地を訪れた吉田昌夫氏と、20年以上ガーナを見続けてきた高根務氏という二人の日本人研究者が、独立直後とそれ以降のガーナの変遷を振り返りました。第二部では、在日20年以上、日本のガーナ人コミュニティをまとめてきたクワシ・アモアベン氏と、欧米や他のアフリカ諸国からガーナを見つめてきた研究者ジョン・アコパリ氏という2人のガーナ人から、経験や研究を通じて感じた日本とガーナ・アフリカの関係などについてお聞きしました。第三部では、これからのアフリカと日本の市民社会の、関わりのあり方について、参加者の皆様を交えてディスカッションを行いました。

全体で四時間の長丁場となりましたが、スタッフ、ボランティアを含め総勢63名の参加で、会場は満員となりました。在日アフリカ人の方々も9名お越しいただき、冒頭には、後援をいただいたガーナ駐日大使からの挨拶もありました。

さて、シンポジウムの内容ですが、各部ごとに振り返っていきたいと思います。

第一部では、はじめに高根さんから、独立後のガーナの政治史、ガーナの歴史の特徴、ガーナの現在と課題、等についてお話がありました。ガーナ独立の 1957年から年代ごとに政権の遷移やガーナの国際社会との関わりを振り返り、ガーナが他のアフリカ諸国と異なり政治的に安定している理由として、政権交代が上手くいっている、権力者が進んで退陣している、新権力者が旧権力者に寛容であるといったことが挙げられました。その結果国際社会からの評価も得られている、しかし一方では、独立直後から変わらず金・カカオ・木材が経済を握っているという問題もあるということでした。

続いて独立の翌年にガーナを訪問し、その後は研究者としてアフリカを見つめてきた吉田さんには、個人の視点からガーナについてお話していただきました。アメリカ留学時代にアフリカに興味を持った話、国会副議長の父親を持つガーナ人の友人の家にホームステイしたときの話、そして議会を見に行った話と、数々のエピソードから独立前後のガーナの雰囲気が生き生きと伝わってくるようでした。最後にはなんと当時のガーナを捉えた貴重な写真のスライドショーが行われ、若かりしころの吉田さんの写真などが披露されると会場は盛り上がりを見せました。また、50年前の母国を見つめるガーナの方たちの姿も印象的でした。

第二部では、アコパリさんとクワシさんという、二人のガーナの方にお話していただきました。  アコパリさんは、現在南アフリカで人間の安全保障について研究しておられる方です。講演ではガーナの状況とその評価、ガーナの直面する課題、ガーナ政府・民間・非政府組織の面する問題、ガーナから学べる教訓についてお話していただきました。とりわけ最後にお話された、ガーナ人の暴力より対話を好む気質、政府や人々の人権に対する敬意といったお話は、真剣に聞き入ってしまう内容でした。

在日ガーナ人協会のクワシさんには、クワシさんが奨学生として来日した80年代前後の日本におけるガーナのイメージや在日ガーナ人の置かれていた状況、また国外へ出ていったガーナ人について、そのとき発生してきた経済難民についてなど、多岐に渡り説明していただきました。その中でも、同じように海外へ出ていったガーナ人でも、日本に来たガーナ人とその他の国に行ったガーナ人では仕事の感覚が異なるといった話や、華僑を見習えばガーナ人にできることはまだまだたくさんあるといったお話、またガーナを作るには、ガーナ人自身の手によって作る必要があるといった意見が印象に残りました。

そして第三部では、一部二部を踏まえた上での質疑応答が行われました。主なトピックとして政治課題・開発課題・日本社会と在日ガーナ人について挙げられました。特に開発課題についてでは、同じガーナ人同士でも意見が分かれ、議論は白熱したものとなりました。

ここでアンケートに寄せられたメッセージを紹介します。

  • ガーナの歴史に触れることができ、有意義でした(30代男性)
  • ガーナの方々と直接話す機会が無かったので、具体的な話が聞けて楽しかった(20代女性)
  • ガーナがアフリカの中で重要な位置を占めていること、これからのアフリカの発展に欠かせない存在であることを学んだ(10代女性)
  • 吉田さんがニコニコしながら、1958年当時のガーナのことを話していたのがよかった。親近感が沸き、ガーナに行きたいと思った(20代女性)
  • 多様化・パンアフリカニズムという言葉が印象的だった(20代女性)

次回4月21日(土)のアフリカひろばは、あるときはJICAの専門家、またあるときはNGOのアドバイザーとしてその半生を国際協力分野に投じ、世界を駆け回る大西真由美さんに、アフリカで出会った愉快な人々、楽しい出来事などをお話いただきます。都合がよければ皆様もぜひご来場ください。

▲このページのTOPへ

特定非営利活動法人アフリカ日本協議会 (Africa Japan Forum)

〒110-0015 東京都台東区東上野 1-20-6 丸幸ビル3階
TEL:03-3834-6902 FAX:03-3834-6903 E-mail:info@ajf.gr.jp

Englishプライバシー・ポリシーサイトマップお問い合わせ
Copyright© Africa Japan Forum. All Rights Reserved.